こんにちは、ギリコです!
今日は先日開催された「アラフィフのあの不調は腸が原因?腸を整える〝腸律〟で更年期をハッピーに」の様子を報告します!
会場は玉川髙島屋S・C本館にある「玉川テラス」。
セミナー会場としてすっかりおなじみの場所です。
すっかり準備が整っていますよ!
あとは参加者のみなさんの到着を待つばかりです。
今日のセミナーは2部構成。
第1部は座学。
腸の成り立ちや〝腸律〟とはどんなことをするのかなどを学びます。
第2部は実践。
セミナールームに移動し、実際に自分で腸律をするのです。
本日の講師の先生はこの方!
じゃじゃ~ん!
小澤かおりさん。
腸の状態を自分の手指で優しくゆらして整える〝腸律〟を考案した方です。
実は小澤さんは元ツアーコンダクター。
しかも〝秘境〟担当の添乗員だったそう。
なぜ秘境担当添乗員が〝腸律〟の先生になったのか???
不思議ですよね。
それはこのあとすぐ明かされますのでお楽しみに!
お待たせしました、セミナーが始まりましたよ。
さっそく自己紹介をする小澤さん。
「私はおばあちゃん子だったんですが……」
?
おばあちゃん子……??。
「前職の添乗員として秘境に行っている間(1回のツアーで2週間くらい日本を留守にするそうです)に祖母が亡くなってしまい、帰国したときには葬儀など全てが終わってしまっていました。
あんなに可愛がってもらった祖母にちゃんとお別れをいえなかった悲しさ、申し訳なさでいっぱいで、、、、
自分のおばあちゃんにはもう何もしてあげることはできない……
でも世の中には他にもおじいちゃん、おばあちゃんはたくさんいる!
だったらその方たちに何かしてあげるのというのはどうだろうと思い、介護職員になったんです」
!
そういうことか。
それにしてもなんと劇的な方向転換でしょうか。
「すると働きはじめた施設では、入居者の8割くらいの方が排便トラブルを抱えていました。
そして排便トラブルが長引けば長引くほどその方が抱えている病気が……」
★排便トラブルが長引くとどうなるの? 気になる続きは次ページに!
「そして排便トラブルが長引けば長引くほどその方が抱えている病気、とくに認知症やパーキンソン病が悪化していくのに気づいたんです。
病気が悪化するとさらに薬を服用するようになりますが、そうなるとさらに排便トラブルを引き起こすんです」
これぞまさに負の連鎖ですね。
そこで腸に関心をもち勉強し始めた小澤さん。
そして腸がもつ可能性を介護の現場で役立てたいと思ったそうなのですが、介護職員は医師でも、看護師でも、薬剤師でもないため勉強したことを施設の入所者を対象に実行することは難しかったそう。
そこで介護だけではなく病気予防のためにも自分が得た知識を広げたいと思い、3年前に腸律を行うサロン「セラピーエ」をオープンしたのだそうです。
大好きだったおばあちゃんへの想いがきっかけとはいえ、すごい行動力です!
しかも!
サロンをオープンしてからわずか3年の間で、すでに2000人に腸律を施したというのですから驚くばかり。
「みなさん、動物の体で一番最初にできた器官は何だと思いますか?
腸なんです。
では腸の次にできた器官は何でしょう?
★それは意外なものだった! 気になる続きは次ページに
腸の次にできた器官は何か?
「それは……
性器(肛門)です。
①腸 ②性器・肛門 ③口 の順番で臓器はつくられていったんですよ。
腸がいかに生命にとって大事な器官なのかよくわかりますよね。
ちなみに一番最後にできたのは脳です。
ですから脳は体全体のサポート役として働く器官なのです」
みなさん、真剣に聞き入っています。
すでにびっしりメモをとっている方も。
「だから脳はだまされるけど、腸はだまされないんですよ。
どういうことかというと食中毒なんかがわかりやすいかもしれません。
たとえばO157。
O157の入ったドリンクを飲んだとき、脳は気づきません。
でもそのドリンクが腸に届いたとき、腸が〝これは体に毒だ〟と気づきます。
そして毒を排出するため下痢や嘔吐などの症状が起きるのです」
なるほど……。
ほかにも腸の重要な働きについて興味深い話がたくさん!
「腸は食べたものから栄養を抽出しているだけではなく酵素、血液、ホルモンも作っているし、人体最大の免疫器官。
だから腸内が汚いとつくられる血液はドロドロになり肌荒れや偏頭痛などの一因となります。
ハッピーホルモンといわれるセロトニンは、脳がつくっているのは全体のわずか2%。
残りの98%は腸がつくっています。
なのでイライラや気分が塞ぐなど、更年期の心の不調も腸内環境をよくすると改善することが多いんですよ」
健康な腸がいかに生きていく上で大事なものなのか、これでもかというくらいレクチャーが続きます。
きいているうちに
ありがとう腸。
できることならおなかから取り出し、優しく慰労してあげたい、、、、、
そんな気持ちになってきます。
「では健康な腸ってどういう腸をいうのでしょうか?
まず、腸内がキレイであることということは先ほどお話ししましたが、腸内がキレイであるためには何が必要なのでしょう?」
★必要なものとは一体何? 気になる答えは次ページに!
「答えは、蠕動(ぜんどう)運動です。
蠕動運動して食べたものを送り出し、排便するのです。
蠕動運動ができていないと、腸には食べたものが常時腸管に付着している状態となります。
これがどうしてよくないかというと……
人間の体内温度は37度です。
腸内に食べものがついた状態が続けばどうなりますか?」
「くさ……る?」
と小澤さんと目の合った参加者が回答。
「そうです! 腐っていきます。
それを腸内腐敗といいます。
腸内腐敗が続けばつくられる血液もドロドロになってくるんです」
お、恐ろしい、、、、、
「よく〝毎日便通があるので私は便秘じゃありません〟っていう方がいるんですけど、
・蠕動運動して行われた排便
と
・食べたものがどんどん腸に詰まって押し出されて出てきた排便
は違います。
後者は腸の柔毛(じゅうもう)に腐敗物が絡みついたまま。
柔毛というのは小腸の内壁にある突起のことです。
だから毎日便通があるから大丈夫とはいえません。
きちんと蠕動運動ができている腸であることが大事なのです。
そして
腸の蠕動運動がきちんとできている=自律神経の乱れを整えてくれる、ということ。
なので、更年期特有の自律神経の乱れで起きる不調も改善されるのです」
ここでついに小澤さんが提唱する腸律の出番!
「腸律は自分の手指で腸を優しくゆすり、蠕動運動と同じ動きを起こすことです。
そのやり方は……」
「こうして指を重ねてお腹の上に当てます。
そしてそっと上下(または左右)にゆらします」
★「腸律」の気になる続きは次ページに
引き続き腸律の手順を一部ご紹介しますと……
①おへそを中心に小さい時計と大きい時計をイメージする
↓こんな感じです。
②大きい時計の6時からスタートし、時計周りに7時、8時、9時という風に手指をあてて10回くらいずつ腸をゆらす
③大きい時計が終わったら今度は小さい時計の6時からスタートし、同じように時計周りに10回くらいずつ腸をゆらす
「大きい時計は大腸があるところ。
小さい時計は小腸があるところです。
指を当てたとき大きい時計の10時~11時が硬いかもという人は肝臓が弱っている方です。
またここは怒りやストレスが溜まる場所でもあります。
小さい時計の9時と3時は肝臓を示し、血液をキレイにするところです。
言いたいことが言えていないという人はここが硬くなります。
あ、大きい時計の7時~8時が硬かったという方、いますか?」
途中で参加者にたずねる小澤さん。
数人が手をあげました。
「OurAge世代に多いんですよ、ここが硬いっていう人。
ここは頑固、譲れないものがあるという方が硬くなる場所なんですよ~」
ドキッッ!
「腸律は必ず寝た姿勢で行ってくださいね。
一日何回行っても大丈夫。
ごはんを食べた後もOK。
ただし力を入れて行わないこと。
力をいれて行うと腸にとって負担となり、さらに腸が硬くなってしまいます。
優しく優しく、腸の緊張や硬さをほぐすようにやってくださいね」
という感じで続いた腸律の実践編。
それが終わったら今日のセミナーは終了……
ではありません!
このあと小澤さんがひとりずつ参加者に腸律を行ってくれたのです。
「大きい時計12時のところ……
腸が下がっている落下腸ですね……
落下腸は腰痛につながるんですよ、なぜかというと……」
腸律をしながら繰り出されていく小澤さんのコメントは聞き捨てならないことばかり。
↓こうしたコメントは自宅で腸律をするときに役立てていただけるよう、その場でスタッフがシートに要点を記入し、そのままお持ち帰りいただきました。
「あ、全体が張っていますね……」
「けっこう大きい子宮筋腫ありますね。
子宮筋腫も腸を圧迫し、詰まらせる一因です」
それぞれ小澤さんのコメントに深くうなづいたり、驚いたりする参加者のみなさん。
こうして盛りだくさんのセミナーは無事終了。
参加者からは
「腸の成り立ちからはじまり、全てが興味深かったです」
「重度の便秘で悩んでいたのですが、最後に先生に腸律をしてもらったらその場でおなかがゴロゴロしてきたのでびっくりしました」
「優しく腸をゆするようにするのがポイントだとよくわかりました。
実際に加減を体験でき、今日は参加してよかったです」
などの声が寄せられました。
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撮影/山崎麻美