「新橋」駅から徒歩9分と駅周辺の喧噪からはちょっと離れ、一番最寄りの都営地下鉄「御成門」駅からは徒歩6分の港区新橋6丁目。
12月1日(土)に、この住所表示板の目の前に新たなブティックホテルがオープンしました。道路を渡って見てみると…
「現代的に解釈された茶屋体験」をコンセプトにした『ホテル1899(イチハチキュウキュウ)東京』です。運営するのは、ミシュランガイド掲載のホテル2軒を持つ『龍名館』。ホテル名の〈1899〉は龍名館の創業年なんですって。
ホテル入り口に掛かったのれんです。モダンなロゴは、窓の格子や山をモチーフにデザインされています。
このホテルは9階建て。まずはレセプションのある2階へ。階数表示のプレートは茶さじをイメージしています。
ホテルの受付は庵(いおり)を思わせるデザインで、窓際の丸窓からは季節のうつろいを感じさせる植栽も。ふっと心が落ち着く空間です。
受付カウンターの反対側には茶釜がありましたよ。このホテルでのくつろぎは、お茶を知り尽くした“茶バリエ”が淹れる日本茶をいただくことから始まるのです。
次のページで、客室をご紹介します。
通路に設置されたエレベーター表示は柄杓がモチーフ。あちらこちらに“茶屋”のデザインが施され、発見するたびに心が躍ります。
4タイプの客室が63室
3〜9階が客室フロアです。2人1室のダブルとツインルームがあり、1泊1室2.3万円から。
このホテルらしさを一番体現しているのが「スーペリアダブルB -ENGAWA-」。縁側に見立てたベッドエリアは小上がりになっていて、まるでお布団で寝ているような感覚に。マットレスや枕は全室エアウィーヴです。
ルームウエアには茶葉のイラストがワンポイントとして刺繍されています。
「お茶を愉しむ空間」として、水場はベッドのすぐ脇に設置。煎茶や玉露など日替わりで4種のオリジナル日本茶が用意されているので、縁側風のベッドサイドに腰掛けながらのんびりといただけます。
こちらは一番広いお部屋「コーナーデラックスツイン」。茶筅をモチーフにしたライトに、窓際には縁側に見立てたベンチソファ。絨毯も壁もグリーンを基調としていて、隅々まで“茶屋”空間です。
鏡はお茶室の丸窓モチーフ! アメニティは、緑茶成分配合のシャンプーやボディソープが用意されています。
そのほか、フリーWi-Fiはもちろん、国内外へフリー通話が出来るスマートフォン「handy」や、フロントへのリクエストやチェックアウトが出来る客室専用タブレットを各室に無料設置と、最新設備もしっかり搭載されています。
美味しいお茶を飲みながらほっこりくつろげる和モダンな空間は、まさに大人女子の東京滞在にぴったり! また、2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けて、同ホテルがある区域はアジアヘッドクォーター特区として国から指定されています。海外から訪れる人たちも、日本文化とおもてなしの心が溢れる同ホテルに心を鷲づかみにされそうです。
さて、朝食は1階のレストラン&デリカテッセンでいただきます。
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ホテル1階にあるのが、お茶料理やお茶スイーツを提供する「DELI&BAR 1899 東京」です。
こちらの空間にも“茶屋”のイメージがあちらこちらに。ライトは和傘をイメージしています。
無料で楽しめるモーニングは、オーダー式のビュッフェスタイル。
美味しいモノをあれこれとお好みでちょっとずつ。
例えばこんなメニュー。お茶ソーセージと彩り野菜のグリルに、抹茶ポテトサラダ、抹茶豆乳スープ…、それに抹茶と竹炭のパン! う〜ん、ヘルシーな美味しさです♡
宿泊者以外も楽しめる空間に
今は宿泊者専用のレストランですが、ディナータイムは12月20日(木)から、ランチ&カフェタイムは2019年1月16日(水)からスタートして宿泊していない人も利用できるレストラン&デリカテッセンになります。お惣菜は1品120円〜とお手頃価格で、全品テイクアウト出来ます。
羽田空港からタクシーで約20分、JRや東京メトロなど4駅(新橋・浜松町・御成門・大門)が徒歩圏内というアクセス。日本のお茶文化も楽しめる東京の新しいホテルに、注目です!