新しい家電の発表会に来ました。
壁際に置いてある白いモノが新製品。
何となくカタツムリのようなフォルムです。えっと・・・加湿器? 空気清浄機かな? 何だと思いますか?
実はヘアドライヤーなんです!
「ヘアドライヤーに求められていることは、プロが使うモノと一般家庭で使うモノに差はありません。だからこそ、プロに満足してもらえるクオリティにこだわりました」とは、デザインを担当したアエテの代表取締役で、クリエイティブディレクターの鈴木健さん。
一般的なヘアドライヤーは、風の吹き出し口であるノーズがあり、そこにヒーターが設置されています。それがこの新製品はノーズレス! 重心が全て手中に収まるため、乾かしている時の手首への負担がグンと軽減するわけです。
吹き出し口にはセラミックカートリッジ、ヒーターにもセラミックコーティングを施し、風と一緒に遠赤外線を髪と地肌に届ける仕組みに。さらに、マイナスイオンユニットも搭載されています。
会場には試作品のモックが展示されていました。ノーズをなくすことでヒーターとモーターの距離が近くなるため、遮熱対策にはかなり苦労したのだそう。持ち手の形状や長さなど、ミリ単位で調整を繰り返し、独自の「P」文字のようなフォルムが完成したそうですよ。
実際に髪を乾かすデモンストレーションも行われました。次のページへ!
ヘアドライのデモンストレーションをしてくださったのは、国立のヘアサロン「七ッ星+」の代表、田中大祐さん。髪の美しさを追求し、オリジナルのヘアケア製品も開発しているんですって。
「初めて持った時、この軽さには驚きました。ノーズレスもとても使いやすいですね。襟足あたりを乾かす時にも持ち替える必要がありません」
そう言われてみれば、ヘアサロンで乾かしてもらう時、美容師さんはヘアドライヤーを何度も持ち替えたり、ノーズ部分を持っていたりしますよね。
「自分では襟足の髪は乾かしづらいため、延々とヘアドライヤーを当てて髪表面を傷めてしまう人が多いんです。でも、この形状なら自分で乾かす時も髪に近づけて乾かすのが容易なので、オーバードライを防げると思います」
風量は3段階。このボタンのデザインも洒落ています。乾かす時は「強」で。
「ある程度乾いたら、風量を『中』にしてブローするのがオススメです」
ブロー時には、マグネット式のスタイリングノズルを先端に付けます。
あっという間につややかな髪に乾きました。スタイリング剤を使っていないのに、このツヤツヤはスゴイ!
12月10日(月)発売
「ヘアドライヤーBD-E1」税別¥28,000
最高温度約85℃と低めの「風温」、風と一緒に遠赤外線とマイナスイオンを届ける「風質」、省エネながら業界トップクラスの2.2㎥/minの「風量」という3つのこだわりで速乾を実現しながら地肌や髪への負担を軽減。本体は約400gと軽量で、さらにノーズレスだから持ちやすくて、乾かしやすい。送風口を下にして置けるので、ドレッサーや洗面台などに置いても場所を取りません。
写真は、近日発売予定となっている別売の専用スタンド。スタイリングノズルもマグネットですっきり収納できます。家電は性能がもちろん大事ですが、生活感が溢れる見た目がイヤという人も多いもの。このスタイリッシュさなら、引き出しの中にしまい込まなくても、十分イケてるかも?