ドラマをはじめ、そのほっこりとしたキャラクターで旅番組やバラエティーにと活躍の場を広げる羽田美智子さんが4月11日、東京・浅草の「まるごとにっぽん」でオンラインショップ「羽田甚商店」のオープニング記念イベントと期間限定のマルシェを開催しました。女優業と店主、二足の草鞋をはくきっかけは?
店名の「羽田甚」とは、羽田さんの実家に代々伝わる屋号のこと。
「私の実家は慶応元年、高祖父の宮大工から始まって、理容器具や文房具、食品などを扱う商売を続けてきましたが、惜しまれつつ2015年に閉店しました。一度は消えかけた羽田甚の屋号でしたが5年前、NHKの「ファミリーヒストリー」という番組で実家を取材していただいたVTRを観たとき“私たちの代でこの屋号を途絶えさせてしまって申し訳ございませんでした”とご先祖様に謝っている両親の姿が映っていたんです。本心はこうだったのか、もったいないことをしたな、という思いがずっと心の中に引っかかっていて…。昨年は離婚を経験しましたし、その後50歳という節目の誕生日を迎えたときに私自身がいきいきと輝けることを新しく始めたいな、と思ったのです。そのことがショップオープンのきっかけになりました」と羽田さん。
6代目の誕生を何より喜んだというご両親からは「続けることが何よりも大切だから、コツコツとがんばって」とアドバイスを受けたと言います。
「羽田甚商店」のコンセプトは“美と健康”をテーマに、羽田さんが自分の五感を通して“本当にいい!”と思ったものだけを厳選。忙しい合間を縫って生産者や職人の元を訪ね、ひざを突き合わせて彼らの熱意を受け止め、その想いをお客様に紹介していくと言います。
「私に才能があるとしたら、本当にいいものに出会うと直感にピン! とくるところ(笑)。仕事を通じてたくさんの方と出会ってきたことの経験値かもしれませんね」。
ただ今、ネットショップで購入できる羽田さんのおめがねに叶ったラインナップは9つ。その一部を紹介します。
30年来の親友のアロマセラピストが羽田さんのために調合したオリジナルの香り。
「つけていると周りの方から褒められ、どこの香りかと聞かれるんです。しばらくつけないでいると、またこの香りに戻りたくなります」。
(右)太陽の光を浴びて咲き誇る花の香りをイメージ。バニラ、オレンジ、イランイランをブレンドした、幸せを運んでくれる香り。30ml ¥3,200(左)ラベンダーをベースにパチュリやイランイランの絶妙なバランスは、神秘的で魅惑的な香りに。30ml ¥2,800
小豆島の佃煮やさんが、しじみ貝の一番汁からエキスを凝縮。「疲れたなと感じるとお湯で割って飲んでいます。1本あたり約4000粒のオルニチンを配合。お酒を飲む方にもおすすめです」。
300ml ¥1,000
「雑穀米を混ぜることで消化を助け、1日に必要とされる栄養素の多くを摂取できるってうれしいですよね」。羽田甚商店限定のオリジナルブレンドは、15種の国内産雑穀にもち麦と発芽玄米、古代米を配合。独特の臭みもなく、もちっとした食感に炊き上がります。
200g ¥1,500
雪塩とはちみつで育てた、茨城県産ミルキークィーン品種の有機米生ぬかに、羽田さんセレクトの野菜3種(きゅうり、かぶ、大根)を密封容器に漬けてお届け。野菜を取り出した後は”MYぬか床”として。「これまで3回、ぬか漬けに挑戦しては断念してきた私でも続けられるぬか床です。混ぜるのは3日に一度なので、気軽に始めてみて」。
羽田甚ぬか床セット(小)容器サイズ:横24cm×縦17.8cm×高さ6.8cm ¥2,500
「マルシェの良さは、店頭で商品をダイレクトに紹介できること。夢が実現できて幸せ」と話す羽田さん。
今回は4月11から4日、期間限定で開かれましたが、今後は地方での開催も検討中とか。そしてウェブサイトでは随時、新しい商品を紹介していく予定だそうです。羽田さんの美しさと元気を支える「羽田甚商店」をのぞいてみませんか。
◆「羽田甚商店」 https://hadajinshop.co.jp/