シャツやカットソー1枚でちょうどいい季節になってきました。となると、気をつけたいのがバストのライン。鏡で横からの姿をチェックしてみると「トップの位置が下がり過ぎ?」「背中の肉が段になってる!」なんて恐ろしいことにはなってませんか?
大切なのは、自分のサイズに合った下着を着けているか。
ちょっとした体重の増減でもブラのサイズは変わってしまうものだし、OurAge世代は悲しいことに重力の問題もあります。定期的にショップで採寸&胸に合ったブラを選んでもらうのが理想ですが、なかには「相手は慣れている店員さんとはいえ、下着姿を見られるのは恥ずかしい」と感じている人もいるのではないでしょうか。
そんな人におすすめのショップが、神宮前交差点に位置する「東急プラザ 表参道原宿」の4階にあります。
5月30日(木)にオープンしたばかりの「ワコール 3D smart&try」です。
立地的にも同施設に入っている他のショップも、若い世代を対象にしている印象がありますが、ここには私たちOurAge世代にもぴったりな新しいサービスが導入されているんです。第一号店なので、ファッション感度の高いこのエリアを選んだのだそう。
店内奥には試着室が3つ。上には3Dのマークがついています。
中に入ると、3Dボディスキャナーが設置されています! 店員さんが計測するのではなく、これが自動的に全身を測ってくれるんです。
さて、どういう風に計測するのか?
予約は不要。店員さんに計測希望と伝えれば、専用のブラを貸してくれます。
こちらが計測用ブラ。スキャンするので、ワイヤーやホックなどが付いてないデザインです。ショーツは履いてきたもので。
計測専用ブラとショーツだけの姿になったら、足のイラストが描かれた位置に立ち…
目の前の画面をタッチすると、約1分45秒のガイダンスムービーがスタート。バーの持ち方などを細かく説明してくれるので、「機械操作は不得意」という人でも大丈夫。
「計測する」のボタンを押したら…何と5秒!で計測完了です。
画面には、トップバストにアンダーバスト、ウエスト、ヒップの数値が表示されました。そして画面右には、3Dによる計測画像が。自分のシルエットを客観的にチェックすることも出来るわけです。
ここからがさらにスゴイんです!
実は、3Dスキャナーで計測してもらえるのはバスト、ウエスト、ヒップだけではありません。
店内には自由に使えるタブレットが8台用意されており、ソファに座りながら自分の計測データをじっくりとチェック出来ます。
3D画像では、前や横、後ろから見た姿も確認。お尻のシルエットはなかなか自分では見られないだけに、これは貴重〜。
胴体断面の形状(からだの横幅に対する厚み)、バストのボリューム(容量)、バージスのライン(底面の幅)、バストピッチ(左右間の距離)、トップテーパー(バスト〜ウエストにかけての角度)などの体型特徴も表示されます。これぞ、3Dの成せる技! ここまで細かく測れるので、合うブラの形状まで正確に判断出来るのです。
下着選びをAIがサポート!
さらにこのタブレットでは、AIが下着選びをサポートしてくれます。サイズが合うブラだったらおすすめはかなりの数になりますが「ストラップがズレ落ちる」などの悩みや、好みのデザイン、シルエットなどを選択してAIに読み込ませることで絞り込みが可能に。
自分のサイズ、悩み、好みなどすべての条件を満たしたブラが一覧になって表示されます。今まで選んだことがなかったカップのカタチやストラップの形状などがあり、「こんなタイプのブラも私に合うのね」と新しい発見も?
AIがオススメしてくれたブラの試着は、自分だけで、あるいはフィッティングルームでアドバイザーにチェックしてもらいながらでも。また、お気に入りを選んでプリントアウト、家に帰ってからじっくりサイトで見て検討なんてことも出来ます。
計測した採寸データもプリント出来ます。首回り(周径)や左右の腕の長さ、二の腕や太もも、股下高まで測られているので、下着だけでなく洋服選びにも役に立ちそう。この計測やプリントはすべて無料です。
これらのデータは暗証番号で保管されるので、次回訪れた時に再度測ってサイズの変化などを比較、という活用法も叶います。正しい下着でシルエットが変わってた!なんてウレシイ発見があるかもしれませんよ。
現在、3Dスキャンが体験出来るのはこの店舗だけですが、2022年までには100台くらい増やし、デパートなどにも導入される予定とか。