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先入観を持たずに「美味しい!」と思う、自分好みのワインを見つけませんか?

食べ物の好みと同様、好きなワインの味も人それぞれ。では、そんな自分好みのワインはどのように探していますか?

品評会1

エチケット(ラベル)やぶどうの産地・品種、知名度、価格などから選んでいる人は多いもの。そんな現状から、ホテルやレストランなどを運営する藤田観光が2011年に「日本で飲もう最高のワイン」を発足。「先入観に左右されることなく、本当に美味しいと思えるワインを探そう!」を目的とした品評会を年に1度開催しています。

 

この日訪れたのは、9回目となるこの品評会です。かなり早めに会場入りしたのに、既に半分以上の席が埋まっていました。

品評会4

ワインの美味しさを審査するのは、ワイン醸造技術管理士やソムリエ、ワインジャーナリストといった10名の専門家審査員と…

品評会2

審査員に応募して当選したワイン愛好家80名。この取材を担当したライターの私(53歳)とソムリエールの資格を持つイラストレーターの中野久美子さん(57歳)も、ワインラバーとして審査に参加したんですよ。

 

1人ひとりの席にはワイングラスがズラリと並べられています。

品評会5

審査するのは、国産、輸入に関係なく醸造家やインポーターから募って集められた国内で販売されているワイン。今年は172銘柄が対象です。写真のようにボトルを覆い、産地や品種などがわからないようになっています。

品評会3

専門家は、172銘柄のワインすべて(!)を飲み比べ。別室で真剣に審査している様子を特別に拝見させてもらいました。グラスに注いだときのワインの外観(透明感や色調、粘性など)、香り、味、そして全体の調和を1アイテムずつ採点していきます。

品評会6

私たち愛好家はランダムに4つのグループに分けられ、それぞれ172銘柄のうちの1/4ほどを担当しました。まずは白から、目の前のグラスに注がれたワインを専門家と同じように採点。1/4と言っても、40銘柄以上! 1日でこんなに多くのワインを飲み比べする機会は滅多にないですよね。

 

休憩タイムを挟んだ後、違う銘柄が注がれたら飲み比べしてまた採点、と審査を進めます。さて、ソムリエールでもある中野さんの採点は…。

品評会7

まずはグラスの縁に広がる色合いを見て…。同じ白ワインでも、薄く黄緑がかっていたり、オレンジ色っぽかったりとぶどうの品種や熟成度で違いがあります。

品評会8

次に香りをチェック。たとえばレストランで勧められた初めて飲む銘柄のワインを、香りを嗅いだ時点で「好き!」と判断することもあるのでは? それほど、ワインの香りは好みに大きく影響するとのこと。

品評会9

中野さんの採点シートを覗くと、「レモンイエロー」「イエローグリーン」といった色の特徴や、「後味がビター」「バナナ」「すっきりの中に果実味」など味わいに関するコメントが書かれていました。そして採点は、高得点を付けたワインがいくつも!

品評会11

1ラウンドにつき5〜9銘柄を飲み比べる審査を白、赤ともに3ラウンド。私自身ワインは大好きで、量もそこそこ飲める方だと自負していたものの、試飲は1銘柄に付き50mL。もったいな〜いと思いつつどれも飲み干さないようにしていたのに、赤ワインのラウンドが始まった頃には顔が火照ってきて、採点コメントの字は乱れがちに…。トホホ。

品評会10

一方、最終ラウンドでも中野さんはこの余裕の表情! 「ブラインドでテイスティングすると、好みの味がより明確になりますね。すごく気に入ったワインがいくつかありました。そのワインの銘柄は何なのか、知りたいなぁ」

 

品評会で高評価だったワインが飲める!
9月9日(月)にテイスティング会を開催

品評会12

この日の品評会で専門家と愛好家の審査員が付けた点数を集計し、高得点のワインがプラチナ、ゴールド、シルバーメダルなどの賞に輝きます。その受賞ワインすべてを試飲できるテイスティング会が、9月9日(月)にホテル椿山荘東京で開催されます。写真は、昨年のテイスティング会の様子。授賞式も行われる華やかな会で、私たちOurAge世代とお見受けする女性も多く参加されていましたよ。

 

昨年はこのテイスティング会だけに参加した私は「次回はぜひ品評会にも! 自分好みの味をもっと追求したい」と強く感じました。念願が叶い、今年は品評会から参加したわけですが、感想はというと…これほど多くの種類を飲み比べるのは初めてでワクワクした反面、ちょっと大変で「きちんと審査しなくちゃ!」のプレッシャーもあってワインの味を楽しむどころではなかったのも本音(汗)。でも、とても貴重な体験でした。

 

テイスティング会は、品評会では隠されていたワインの銘柄があきらかになる場でもあります。ワインの名称のそばに、品評会時に付けられていたワインの番号が記載されるのです。さて、中野さんと私が気に入ったワインは、果たして受賞しているでしょうか?

 

テイスティング会の参加費は1人¥8,200で100銘柄以上の受賞ワインが試飲し放題。ワインにあわせたスペシャルディッシュも用意されます。下記のサイトで販売されている9月6日(金)までの前売WEB予約なら、1人¥7,500とお得です。※価格はサ料込み

 

「第9回 日本で飲もう最高のワイン 表彰式&授賞式」

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