料理家有元葉子さんの
『家族と。友人と。みんなで集まる日のごはん』という料理の本と、
『大切にしたい モノとコト』という暮らしの本が、
2冊同時発売されました。
両方とも、有元さんが、今、1番大事に思っていることという共通点があります。
別のテーマでありながら、つながっている2冊です。
有元さんの世界観、考え方と料理は、
年齢、性別を超えて共感するものがあり、これまでの有元さんファンはもちろん、
若い年齢層の方がたにもぜひ読んでいただきたい2冊です。
『家族と。友人と。みんなで集まる日のごはん』
家族全員が揃って食べることすら少なくなっている今。
家族はもちろん、友人たちとも気軽に集まり、
おいしいものを食べながらおしゃべりして、笑いあう時間をもっと作りたい。
料理家 有元葉子さんが、ご自分の経験をもとに、
そんな時間のための11 のパターンのメニューを展開します。
集まり方の提案とともに、イタリアン、アジア、中華、和食と多彩なレシピ。
テーブルコーディネートも有元さんご自身なのも見どころ!の1冊です。
有元さんといえば、イタリアン、和食、アジア&エスニックがすぐ思い浮かびますね。
イタリアンで紹介してくださったこの料理。オーブンに入れるだけで、超簡単にごちそうができあがります。この青い琺瑯鍋は、もう1冊の暮らしの本の34ページでも紹介しているダンスクの古い鍋。今は残念ながら、作られていないようです・・・。
これは、アジア料理のデザートシーン。暮らしの本の92ページでも撮影している場所です。こんな風に、違う本なんですが、よく読むとあちこちで2冊がリンクしているのもおもしろいところ。それはそう、ご本人がコーディネートしているし、実際のお住まいなんですから・・・。このデザート、ものすごく簡単にできて、さっぱりほの甘いしょうがのシロップがおいしくて、おすすめの豆乳ゼリーです。
この本のコーディネートはすべて有元さんですが、白い器と黒っぽい器のみでまとめたこのテーブルと、別のページにある織部のグリーンと白だけのテーブルは、いかにも有元さんらしい、大人っぽい、品のある端正なコーディネートです。白い器はほとんどが黒田泰蔵さんの器。もうひとつの本では、お弟子さんの高久さんの器も紹介しています。
ご購入はこちらからも。
『大切にしたい モノとコト』
生活者としても賢く、センス抜群の有元さん。
暮らしの楽しみ方、ものの選び方、人との付き合い、
日常のいたるところに、その考え方がちりばめられています。
海外にも家を持ち、東京では新居に移った有元さんの生活を、
さまざまな角度から切り取り、たっぷりの写真と文章でつづります。
暮らしや料理の参考になることはもちろん、
生きるとは何かまで示唆してくれる本です。
ペロションさんと有元さんは、長い付き合いで、お互いによく理解し合う仲間です。東京で展示会を開くときは、必ず有元さんの家で食事をしたり、和食を食べに行ったり。ペロションさんのイタリアの家はほんとに山の奥で、着くのかどうか不安になるようなところ。そんな自然の中で、あの洗練された形と色の器ができあがってくるのです。
この器ももう1冊の料理の本に何度となく出てきます。それだけ、使いやすく、料理や
テーブルを引き立ててくれる器なのです。ちょっと高いのですが、買えます。
ピアノは今でも習っている(!)という有元さん。イタリア語や英語も現地の語学スクールに通っていました。何歳になっても、何事もコツコツと積み上げている姿を見ると、ほんとに忙しいのに、エライな~と感心します。
イタリアの家は古い修道院を改装した家。すごくすてきなんですが、やはりメンテナンスが大事。
野尻湖の近くの山の家(本を見て!)は、雪のときは、行くだけでも大変です。でも、これらの家は有元さんにとって何物にも替えがたい大切な場所。
心からリフレッシュして東京に戻ってくるよう。東京にいる時と、顔つきが全然違うんです!東京でもちらりと見せる無邪気な有元さんが、全開になります。
「でも、行くのが大変でしょう?」とか「メンテナンスが大変でしょう?」と聞きたくなりますが、実際、「大変で大変で」とは思ってらっしゃらないみたい。「私は困難を楽しむ・・・っていうところがあるみたい。何でもすらすらと物事が運ぶと物足りなく感じるのよね」とさらりとおっしゃるのです。そういえば、それは、有元さんのいろいろなことにあてはまるかも・・・。何か勇気をもらえる言葉だと思いませんか?
ご購入はこちらからも。
また、代官山の超人気スポット、「代官山蔦屋書店」さんで、12月上旬まで、有元さんフェアをやっています。
有元さんらしい、秋のテーブルセッティングとともに、新刊の2冊と、
これまでに出したいくつかの本も並んでいます。
今回の本にのっている商品のほんの一部ですが、買うこともできますよ。
先着順ですが、本をお買い上げの方に、11月25日(火)19:00~のトークイベントの参加券も配っています。
ぜひ、立ち寄ってみてくださいね!