東京駅の地下にあるGRANSTA(グランスタ)。新幹線に乗る前に、お弁当やコーヒーを買いに立ち寄る人も多いのでは? でも、グランスタの魅力はそれだけではありません。
「え、こんなお店があったの?」
「そういう使い方があるんだ!」
と目からウロコの使い方があるんです。
OurAgeでは、3回連載企画で3人の「目利きナビゲーター」が登場。
”大人のグランスタの楽しみ方”をご案内します。
第1回目は、ギフトの目利きナビゲーター、平原由紀子さんが登場です。
これまで、仕事、プライベート含めてギフトをお贈りした数がなんと1万点以上という平原由紀子さん。グランスタにも、平原さんのお眼鏡にかなうセンスの良いギフトがたくさんあります。大切な人へのお礼、差し入れ、ミニギフトなど、3つのシーンでの選び方をご指南いただきました。
「ギフトを贈るときの鉄則は、相手が喜んでくださること。贈り物をするシーンは、お誕生日や昇格祝い、ご結婚、お引越祝いやお見舞い、あるいは日常のちょっとしたお礼などさまざまあります。でも、突然探してもセンスがよいものはなかなか見つかりません。
私は『マイギフト手帳』を作っていて、気に入ったお店や商品の情報はもちろん、どのお店で、どの時期にどんな限定品が発売になるか、あるいはお渡しする方のライフスタイルや家族構成、食の好みなどもまとめてあります。
たとえば甘いものが苦手な男性もいらっしゃいますし、一人暮らしの女性に、賞味期限が短いものをたくさん差し上げても困らせてしまうだけ。その方にあったもので、喜ばれるもの、センスのいいもの選ぶには、普段から贈り物グセをつけることです」
1.きちんとした贈り物もグランスタで用意できる
「広告代理店にいた頃はお客さまとのお食事の機会が多く、帰り際にお渡しするギフトを常にご用意していました。2000円~3000円くらいの価格帯で、お帰りのお荷物にならないコンパクトなもの、気が利いたものを選びます。また、外国人のお客さまにはやはり和のものが喜ばれるので、普段から和のものも意識してチェックしています」
「お花をお贈りする機会も本当に多いのですが、グランスタのお店は朝8時から営業しているので、本当に助かります。お花に限らずですが、ギフトをご用意するのは結構時間がかかります。地元の和菓子屋さんに寄って、銀座のデパートに行って……など。
賞味期限のこともあるので“いつギフトを買うか”というのも重要なのです。グランスタは朝の打ち合わせの前に買っていくこともでき、使い勝手の良さが抜群です」
ピエール マルコリーニの「マルコリーニ ビスキュイ」は、リボンのかかったボックス入りのグランスタ限定。これを目当てに足を運ぶファンがいるほどの人気商品。栗尾商店のお菓子は、味のバリエーションがいろいろあり、チョイスが楽しい鳴門金時の和菓子。グランスタ限定の「緑茶」「カラメル」「醤油」「のり」などをチョイスしてみては。
いろんなお店が揃っているグランスタ。お買い物が一度に済んでしまうのは、忙しい人にも本当に便利。
まるで百貨店のような品ぞろえだから、贈る相手に合うギフトをゆっくり選べます。きっと喜んでいただけるものが見つかるはず。
喜んでいただけるものといえば、限定品。次ページにはグランスタ限定品をご紹介。
2.差し入れ、手みやげは限定品も喜ばれます
「その場で召し上がっていただく手みやげは、それなりの数が入っているものを探すことが多く、コストパフォーマンスも重要ですが、やはり分けやすい、食べやすいこと。相手の方の手を煩わせない気くばりが大切です。
また、地方から東京にいらっしゃる方は、お仕事などを済ませてトンボ返りされる方も多く、お帰りになる際の手土産を吟味される時間もないようで、適当に買って帰られたりするので、東京でしか買えないものなどをご用意して差し上げるのもスマートです。
グランスタは、東京限定ももちろんですが、横浜のお店のものや、テレビで話題になったものなどもセレクトされているので、お渡しする際にお話が盛り上がることも」
全国の選りすぐりのものがセレクトされていたり、ここにしかない限定品が揃っているグランスタ。たとえば「東京駅限定 今月のワッフル10個セット」は季節ごとにクリームが変わるという東京駅限定品。6種のチーズケーキはワイドショーで話題になった人気商品で、「完熟チーズケーキ」が入っているこちらの商品もグランスタ限定。特別感のあるものをさりげなくチョイスできる女性は、手みやげ上手な印象に。
意外とむずかしい、プチプライスでセンスのいいもの。平原さんのチョイスは次ページに。
3.500円以下の「お配りギフト」もかわいくて充実
「歓送迎の際のお礼やご挨拶代わりに皆さんにお配りしたり、女子会の時のちょっとしたミニギフト、相手に気を遣わせない程度の贈り物こそセンス良く選びたい。予算がないと諦めず、いい加減なものを選ばずに、気持ちがしっかり伝わるものを選びましょう。
最近は、老舗ブランドがリデザインした新商品や、限定の特別パッケージもいろいろあり、低価格ギフトでもセンスのいいものはたくさんあります。日頃のちょっとした『ありがとう』を伝えるのにも、活用したいですね」
東京駅の駅舎がモチーフになったチョコレートのボックスやキャンディーの缶。グランスタを歩くと、「グランスタ限定」「東京駅限定」などの文字が目に入ります。期間限定で入れ替わる商品も多いので、通勤で毎日利用される人にも好評のよう。こまめに立ち寄ってみると、レアものを見つけられるかも!?
「いただいて美味しかったものや、嬉しかったものは、実際にお店に足を運び、自分でも買ってみたり、贈り物にチョイスしたりします。そうやって少しずつ、自分の『マイギフト手帳』を充実させていくと、ギフト上手になれます。
ギフトは、ほんの少しの心遣いで、人間関係がとても豊かになるもの。ぜひ、ちょっとしたギフトでも、贈ってみませんか」
グランスタのマップなど詳細は、こちら。
http://www.tokyoinfo.com/shop/mall/gransta/
※表示価格はすべて税込です
撮影/山田英博(人物)、小松勇二(静物)
スタイリング/中野径恵 イラスト/かくたりかこ
構成/島田ゆかり