いつも元気で若くいたい。キレイでもいたい。
そう思って毎日努力していても、時には「あーもう疲れた。もうこれ以上頑張れない…」なんて落ち込むこともありますよね。
そんなときに好きなページ、気になる人を選び、開いて読めば、元気になれるのがこの本です!
「ずっと美しい人のマイ・スタイル」
総勢50人の美しく凛とした先輩たちのエレガンスが見られるんです!!
何しろメンバーがスゴい。
たとえば…
・有元葉子さん(料理研究家)
・稲葉賀恵さん(服飾デザイナー)
・石川三千花さん(イラストレーター)
・上野万梨子さん(フランス料理家)
・島田順子さん(「JUNKO SHIMADA」デザイナー)
・佐伯チズさん(美容家)
・山本容子さん(銅板画家)
・竹下景子さん(女優)
と、誰もが知っている名前がズラズラ。このメンバーはほんの一部、まだまだビッグネームが並びます。さらに
美輪明宏さんと阿川佐和子さんの対談
など、楽しくタメになるページもいっぱい。どのページを開いても読み応えたーーーっぷり!!!なのです。
今回は特別に何名かの内容をご紹介しますね。
まずは、有元葉子さんです。
「マイ・スタイル?そうね、着心地がいいことが最優先事項です、上質な素材、サイズ感がほどよいこと、デザインはなんでもないシンプルなもの。これが私にとって快適なファッションです」と語る有元さん。「なんでもないデザインが好き」だそうですが、なかなかなくて、今、愛用しているアイテムはほとんどオーダーで作ってもらっているそう。
こだわりのキッチングッズが大人気。有元さんは、いつも本当に欲しいものを考え抜いて作ってもらっているそう。そんな仕事への姿勢がファッションにも現れているのですね。多忙な毎日を送っているのにいつもエレガント、その姿のヒミツはこんなところにあるのではないでしょうか。
「ニットなどの色みはイタリアが圧倒的にきれい。私はグレー、ネイビー、白、ベージュ、オリーブグリーン、黒などを選びます」とのこと。日本とイタリアを往復する生活を送る有元さんらしいコメントですね。
次のページではさらに2人をご紹介!
稲葉賀恵さん
素敵なシャツワンピースの着こなし。バツグンのおしゃれさは、さすがの一言ですね。
「ワンピースに限らないのですが、ウエストにポイントがないとだらしない印象になりがち。ベルトをしたり、セーターを巻いたりして、ウエストをマークしてメリハリをつけること。特に、旬のテイストを取り入れたベルトがあるといいですね」。今回はウエスタンテイストですべてをまとめ、シンプルなシャツワンピースがグンとシックに。
「若くてもすてきじゃない人はたくさんいるし、年齢を重ねてもカッコいい人はカッコいい。何を着るかではなく、どう着るかを考えること。いくつになってもおしゃれを投げないこと。私はこうって決めつけないことが大切だと思うわ」
プロ中のプロの言葉、心にしみます…。
石川三千花さん
弾ける笑顔は、まったく年齢を感じさせません!石川三千花さんといえばベレー帽がトレードマークですが、そのルーツは70年代に過ごしたパリにあったそう。
「あの頃、山口小夜子さんが世界的にすごく活躍していて。その影響でパリの日本人はみんなボブヘア。私は絵の学校に通っていたのね。ギャラリー・ラファイエットでボルドー色のベレー帽を買って、お金がないから軍の払い下げのカーキのトレンチに合わせて。髪がおかっぱだとベレー帽がしっくりくるんだよね」
以来、40年!長い歴史の間には、ベレーから見える部分だけ髪をオレンジやブルーに染めたこともあるのだそう。
石川さんにとって、おしゃれは冒険。「『着るものなんか、どーでもいい』なんてことになったら、私の人生のお楽しみは半減」と語るとおり、心のままにおしゃれを楽しんでいる姿が若さにつながっているのでしょうか。
こんな風に、50人の成熟した女性たちが、マイ・スタイルを語ります。その人のファッションアイテムや、またほとんどの方を自宅で取材、撮影しているので、彼女たちが暮らしたり仕事したりする部屋も見られます。インテリアからその人の人生が透けて見えてくるところもとても興味深いですよ!そしてなにより、インタビューを読むことで生きる姿勢を学べます。ふみっちーとしては手元に置いて、好きなときに気ままにページを開いて、「私も頑張ろう!」って元気をチャージする、そんな1冊として大事にしたいな、と思います。
最後に、ご意見番、美輪明宏さんの一言を。
「おしゃれをするのは自由、何を着ても自由です。
でも責任と節度を忘れてはいけませんね」
うぅ、ピリっと沁みる一言…。みなさんもぜひ手にとってご覧になってみてくださいね!