なんだか最近、さえない…。人生、イケてない…。毎日、楽しくない…。
そう感じているとしたら、それはあなたの性格や運命や年のせいではなく、あなた自身の脳を100%使いきっていないから。そして脳の力を出すために必要なのは、「がんばり」でもなく「根性」でもないって、ご存知でしたか?
脳のはたらきを劇的にかえるのは、実はほんの些細なことの積み重ね、
「さりげない生活習慣」
なのです。
黒川伊保子さんの新刊
『「ぐずぐず脳」をきっぱり治す! 人生を変える7日間プログラム』
より、脳を活性化する方法をいくつかご紹介します。
黒川伊保子(くろかわいほこ)
人工知能研究者・脳科学コメンテーター
脳のメンテナンスのために、黒川伊保子さんが何よりも重要視するのは
「早寝・早起き」。
えー、そんな、昔から親が言っていたようなこと!? と思われたかもしれませんが、実は、「早寝・早起き」は三文の得どころではなく、脳に効く最高のアンチエイジング習慣。その価値は、まさにプライスレス。
「なんだか、最近、さえない…」と思ったら、さえないアタマでくよくよ考えるよりも、とにかく「早寝・早起き」したほうが得策なのです。
その理由は、本に詳しく書かれていますが、ここではひとつだけ。
早起きをして朝日を感じると、セロトニンが分泌されるから。
セロトニンは、「幸福ホルモン」。
セロトニンがよく分泌されている脳は、しみじみとした充足感を得やすいのです。このため、幸福を実感しやすく、意欲が萎えません。喜怒哀楽の感情の出方も穏やかになって、ひどくはしゃいだり、落ち込んだりすることが減り、キレにくくなるのです。
闘争心から生まれる「やる気」は、瞬発力はあるものの、尖った気持ちと共にあるので、イケイケになったり、逆にキレたり、気持ちが乱高下しがち。そして結果に振り回されるため、成果を手に入れ、他人にちやほやされたり慰められないと、やっていられない。つまり、充足感が、結果や他人の反応に左右されるのです。神経的にはかなりのストレス。
一方、セロトニンが生み出す充足感は、結果にも、他人にも依存しません。成果が何もなくても、誰もちやほやしてくれなくても、自噴してくる充足感に支えられて、プロセスそのものが楽しめるのです。
人は、お金をもうけたり、出世したり、モテるから幸福になるのではありません。セロトニンが出ているから幸福なのです。
「頑張っているのに、誰もわかってくれない」
「あの人がうらやましい…」
と思いがちな人は、明らかにセロトニン不足。
あれこれ悩む前に、とにかく早寝早起き。まずは早起きして、朝日を感じましょう!
もっと詳しくお知りになりたい方は、ぜひ本書を!
『「ぐずぐず脳」をきっぱり治す! 人生を変える7日間プログラム』
黒川伊保子著
集英社刊 (定価1200円+税)
http://gakugei.shueisha.co.jp/kikan/978-4-08-781604-4.html
ご購入はこちら!
http://books.shueisha.co.jp/CGI/search/syousai_put.cgi?isbn_cd=978-4-08-781604-4&mode=1
イラスト/大高郁子