きのこや発酵食品、甘いものが食べたいときの意外なチョイスなど、健康的に食べてやせる食材を知っておこう!
今までご紹介してきた「食べグセ」の法則は、下のリンクから飛ぶことができます。
お話を伺ったのは
工藤孝文さん
Takafumi Kudo
福岡大学医学部卒業後、アイルランド、オーストラリアへ留学。現在、福岡県みやま市の工藤内科で、糖尿病内科、ダイエット外来、漢方治療を専門とし、地域医療にあたる。『ズボラな人でも コレステロールがラクラク下がる!』(永岡書店)など著書多数
ぽっこりお腹が引っ込む!
やせる食べグセ45の法則!
やせ食材編
9 甘いものが食べたいときはシュークリーム
シュークリームは、卵、牛乳、バターが原料で、タンパク質と脂質が多いので実は血糖値の上昇が緩やか。
「ですからシュークリームは甘いものが食べたいときのベストチョイス。血糖値を下げるクロロゲン酸やカフェインを含むブラックコーヒーとともにとると◎」
10 魚は生で食べればやせ度アップ
青魚に多く含まれる必須脂肪酸のEPAには、食欲を抑え、“やせホルモン”と呼ばれるGLP-1を体内で増やす効果があります。
「EPAは魚を生でとるほうがしっかりとれます。煮魚にするなら汁ごととるのがポイント」
11 夕食に、きのこを200gプラスしてヘルシーにやせる
健康的にやせたいなら食事にきのこ200gを加えて。
「きのこは代謝を促すビタミンB群が多いうえに低脂質。どんな種類のきのこでもいいので、特に脂質が多くなりがちな夕食時に200gプラスしましょう。バランスのよい食事に、きのこ料理を1品加えればOK」
12 大豆食品や乳製品などトリプトファンの多い食材で睡眠の質を高める
睡眠不足だと食欲が増して太りやすいので要注意!
「大豆食品やバナナ、乳製品に多く含まれるトリプトファンは眠気をもたらすメラトニンの材料になり、良質の睡眠に導きます。積極的にとり睡眠の質の改善を」
13 地元の発酵食品をとってやせ菌を活性化させる
発酵食品は腸内環境を整えるのによく、便秘太り解消効果も。
「特に、自分の出身地で作られた発酵食品ほど、体に適応しやすい可能性があります。地元の味噌や納豆、漬物などの発酵食品をぜひ取り寄せてみて」
次回は、やせる食べグセ45の法則!【食べ方編】14〜15をご紹介します。
イラスト/本田佳世 構成・原文/和田美穂