肋骨がずれると上半身にさまざまなトラブルが発生します。では、肋骨の理想的な状態とはどのような姿勢なのでしょうか?
頭、肋骨、骨盤が串・団・子になるのが正解!
「横から見たとき、頭と肋骨、骨盤が串団子状に真っすぐ並ぶと、頭と胴体の重みが骨盤にうまく乗り、筋肉もバランスよく使われて理想的。でも反り腰だと肋骨が後ろに傾き、猫背だと肋骨が前に傾いて串団子状にならず、筋肉が正しく使われません。ですからまずは肋骨を正すことが大切なのです」
●これが正解!
横から見たとき、頭、肋骨、骨盤が、串団子のように真っすぐに並ぶのが理想的な状態。この状態だと、肋骨につながる鎖骨や肩甲骨や、そのまわりの筋肉が楽に動かせて、自然にくびれが出現
●NG①
猫背で肋骨が前に傾いて、骨盤は後ろに傾いた状態。お腹がつぶれていて脂肪がたまりやすく、肩が前に出ていると胸が縮こまっています
●NG②
肋骨、骨盤は真っすぐで、頭だけ前に出た状態。首や肩、背中に負担がかかって硬くなり、上を向いたり腕を上げたりがしにくくなります
●NG③
肋骨が後ろに傾いて、骨盤は前傾した反り腰状態。肋骨下部が前に開いてお腹が伸び、腹筋が使われにくくなり、脂肪がたまりやすくなります
お話を伺ったのは
森 拓郎さん
Takuro Mori
運動指導者、フィットネストレーナー、ピラティス指導者。大手フィットネスクラブを経て、2009年に自身のスタジオ「rinato」をオープンし、ボディメイクやダイエットを指導。ボディラインを重視した、きめ細かい指導が人気で、モデルや女優からの信頼も厚い。著書に『おうちで簡単くびれ作り リブトレ』(ダイヤモンド社)など
撮影/藤澤由加 ヘア&メイク/木村三喜 モデル/殿柿佳奈 スタイリスト/鈴木由里香 取材・原文/和田美穂