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真矢ミキさんインタビュー[後編]/首や肩、鎖骨まわりの筋肉をこまめにほぐしています

前編で真矢ミキさんに、声も使っていないと年齢とともに衰えていくことを教えていただきました。後編では、変わらぬ美声を保つために日頃気をつけていることについて伺いました。

 

 

声を出す仕組みや体の構造、正しい呼吸を知っておくことも大事

 

コロナ禍の今は、在宅勤務などで人と話す機会が減り、声が出にくくなったり老け声が進む可能性が。今こそ、意識的に声を出すことが必要です。

とはいえ、ただ声を出せばいいというわけでもありません。実は真矢さんも宝塚現役時代にはこんな苦い経験が。

 

 

「男役に決まった頃はまだ15歳くらいでしたから、声帯の構造も知らないまま、自己流の無謀な発声練習で声をつぶしたことがありました。

 

また、宝塚のトップを務めていた頃は超過密スケジュールで、シンガーポリープという、声帯がつねに炎症を起こした状態になってしまって…。

 

声が出るメカニズムや体の構造を知って、腹式呼吸などの正しい呼吸や発声法を身につけないと、声帯を痛めてしまうんですよね」

 

 

そう穏やかに話す真矢さんの声は、大きな声ではないのにすっと耳に入ってきます。鍛えられた肺やのどから出る声が豊かであることを実感します。

 

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真矢ミキさん(女優) Miki Maya

1964年生まれ。元宝塚歌劇団花組男役トップスター。独自のアイデアや今までにない発想で「宝塚の革命児」と話題になる。1999年に女優に転身。映画、ドラマ、舞台で活躍。現在、主演テレビドラマ「さくらの親子丼」シリーズ第3弾が好評放映中

 

 

 

呼吸や肺を意識することは最大の健康法

 

一方、私たちは日々時間に追われ、ストレス、スマホやパソコン操作などで、ついつい呼吸が浅くなりがち。

 

 

「わかります。でも、呼吸が浅くなると、体への酸素の巡りが悪くなってしまいますよね。

 

たまった水が腐るように、つねに“循環していること”って、とても大事。

 

新鮮な酸素を全身に送るのが呼吸だと考えると、呼吸や肺を意識する“肺活”って、実は最大の健康法だと思います。

 

マスクが必須の今は特に呼吸が浅くなりがちだけど、マスクの隅にお気に入りの精油を1滴たらすと、自然と呼吸が深くなりますよ」

 

 

何日も続く舞台やドラマの収録など、のどの管理に気が抜けない真矢さんが、日々心がけている〝肺活〟とは?

 

 

「声を使う日が続くときは、はちみつが粘膜の修復を助けてくれるので、マヌカハニーの飴をよくなめています。

 

そして、舞台の前などは、お酒を飲みながらのカラオケは絶対にしません。

 

アルコールの刺激でのどの炎症が進んで、声がれの原因になりますから」

 

 

また、首や鎖骨まわりがこると声が出にくくなるので、その解消に使うのがかっさ。かっさプレートを首は上から下に向けて、後頭部と首の境目は小刻みに上下に動かして、筋肉のこわばりをほぐし、リンパの流れを促します。

 

 

「これは私の個人的印象ですが、人は緊張やストレスを、のどや鎖骨のあたりで受け止めている気がします。

 

オーディション会場でも、極度の緊張や自信のなさは声に表れますし、自信がある人の声はしっかりしていますよね」

 

 

声には心が表れる、というのは私たちも日頃感じること。ゆっくり腹式呼吸をしたり声を出すことで、心身に活力を吹き込むこともできそうです。

 

 

「私が最近はまっているのは、“自分のトリセツ”を作ること。

 

何でも書き出すメモ魔なので(笑)。

 

例えば『今日、人を喜ばせるためにできたこと』を毎日3つとか、自分の生活スタイルのいいところと悪いところを全部とか、とにかく書き出すんです。

 

これがたまってくると、自分の癖や、どうしたら心地よく生きていけるかがわかってきます。

 

これが自分のトリセツ!」

 

 

年齢を感じさせない明るいオーラを発する真矢さんのポジティブ習慣。肺活とともに、ぜひ真似したい!

 

私のしているコト

首まわりを冷やさず血流アップにはかっさを愛用

首を冷やさないためにスカーフは必需品。首や鎖骨まわりのこりの解消はかっさで。

 

「筋肉が硬直していると声が出にくくなるので、時間があれば自分でかっさプレートを使い、ほぐしています」。

 

写真は真矢さんの愛用品

 

 

 

撮影/玉置順子(t.cube) ヘア&メイク/平 笑美子 スタイリスト/佐々木敦子 取材・原文/山村浩子

 

 

 

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