こんにちは。眠りの力があなたを変えるネムリノチカラ代表、快眠コンシェルジュのヨシダヨウコです。
猛暑の夏から長雨の時期が過ぎ、やっと秋がきて、心地よく過ごせるようになりました。
涼しくなれば、眠りやすくもなり、睡眠偏差値もグッと上がりますね。
その快眠を妨げないためにも、夜、口にする飲み物に気を配ってみてはいかがでしょうか。
「私、カフェインには強いから、夜飲んでも全然平気!」とおっしゃる方がいます。確かにカフェインの耐性にも個人差はあります。通常、カフェインの持続時間は成人で3~5時間、年齢を重ねることで耐性が薄れるとの報告もあります。
夕食後の習慣化した、その飲み物自体が寝付きを悪くし、睡眠の質を落としている可能性もあるのです。
◆カフェインを多く含む主な食品(飲料)
コーヒー:60mg/100mL
インスタントコーヒー:57mg/100mL
紅茶:30mg/100mL
煎茶:20mg/100mL
玉露:160mg/100mL
(出典:文部科学省「日本食品標準成分表」をもとに算出)
「今日は疲れた」と言って口にするエナジードリンク。これには注意が必要です。起きてバリバリ仕事や家事をこなすために、相当量のカフェインが含まれています。度を越せばカフェイン中毒になることもあります。
チョコレートにもわずかではありますが含まれているので、カフェインに敏感な人は、夕食後のデザートなどは別のものを選ぶことも覚えておいてくださいね。
また、秋の夜長を楽しむアイテムのひとつに「本」があります。
お気に入りの推理小説、ワクワクする写真集、それに頭に入れておきたいビジネス書も。でも、その本を持ってベッドに入るのは、ちょっと待ってください。
ベッドは、できれば「眠る場所」としてキープしてください。眠るところと活動スペースは分けるのが基本です。
「本を読み進めて、寝落ちする感覚が好き!」と、おっしゃるのもわかりますが、本はソファか椅子でお願いします。「ルーティーンなので、どうしても寝床で何か読まないと眠れない!」という方には、難しい本、もしくはワクワクしない、先にドンドン進まないような本をオススメします。
寝付けるのと良い睡眠とは違います。
知らず知らずに睡眠の質を悪くしている可能性もありますから、せっかくの秋の夜長を楽しみつつ、質の良い睡眠をおとりください。
9月末に初めての著書『眠りのチカラ』(みらいパブリッシング)を出版しました。
その中で睡眠偏差値を上げるための「リッチ睡眠TIPS101」として、日々の生活で取り入れられる方法を101個用意しました。
今回のカフェインや本については、質の良い睡眠に必要なルーティーンNo34、食事に関す
る「ミール」のNo38、43に書いてあります。
では、今宵も良い眠りを。
ヨシダヨウコ
ネムリノチカラ