第一回、第二回に引き続き、『「閉経」のホントがわかる本』刊行記念セミナーから、医学博士の対馬ルリ子先生と美容家の吉川千明さんが皆さんから「閉経」に関する質問にお答え。第三回は、尿もれ対策の骨盤底筋体操について。効果が現れるのにどれくらいかかるのかについて教えていただきました。
お話を伺ったのは
対馬ルリ子さん
Ruriko Tsushima
1958年生まれ。対馬ルリ子女性ライフクリニック銀座院長。産婦人科医、医学博士。女性の生涯にわたる健康を推進するNPO法人「女性医療ネットワーク」を設立、さまざまな啓発活動や政策提言を行う。
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吉川千明さん
Chiaki Yoshikawa
1959年生まれ。美容家。オーガニックスペシャリスト。メノポーズカウンセラー。国内でのオーガニックビューティの第一人者。2020年から、対馬ルリ子女性ライフクリニック銀座にて「更年期カウンセリング外来」を担当。OurAgeのコラム「ハッピー女神プロジェクト」も人気。
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正しく骨盤底筋を動かせていますか?
間違った鍛え方をしていないかどうか、確認しましょう
本の中でも説明している骨盤底筋体操は、9割の人には効果が出るといわれています。もし、3カ月続けても効果を感じない場合は、やり方が間違っている可能性も。
骨盤底筋をきちんと動かせているかが問題で、腹筋や殿筋の力を借りて"締めたつもり"になっている場合があります。さらによくあるのは、骨盤底筋の圧のかける方向の間違い。
筋肉を締めて下に押し出している人も多いのですが、感覚としては、尿道や腟、肛門のまわりをストローで吸い上げる感じ。上にキューッと、内臓の方向へ動かす要領です。
きちんと尿もれの治療をしたい人は、女性の尿もれ治療に力を入れている泌尿器科を受診しましょう。正しく骨盤底筋体操ができているかも確認、指導してもらうことができます。
●骨盤底筋体操
骨盤底筋を自覚しやすいのはあお向けに寝て膝を立てた姿勢。尿道、腟、肛門を意識してみて
尿道と腟をお腹側へぎゅ〜っとゆっくり引き上げ、10秒キープ
今度は、肛門側を上に引き上げるイメージで10秒締めます
尿道・腟・肛門の全体を引き上げて。これが基本になります
おふたりによるこの閉経セミナーの好評を受けて、2021年2月には「更年期の悩み相談室」と題して読者の皆さんからの更年期悩みに答える第2弾を開催。
そして来る4月12日(月)19時より、「【閉経】がわかるセミナー」第3弾を開催! 詳しくはこちらの記事をご覧ください。
●視聴は無料、どなたでもオンラインでご参加いただけます。更年期不調に関する質問&ご相談も絶賛募集中!
●事前に下記のURLから「zoomウェビナーの事前登録」が必要です。
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そして…4カ月で4刷り重版と大好評の、おふたりの著書がこちら!
『「閉経」のホントがわかる本更年期の体と心がラクになる!』
『「閉経」のホントがわかる本更年期の体と心がラクになる!』
対馬ルリ子・吉川千明 著/集英社 1,870円
イラスト/内藤しなこ 取材・原文/蓮見則子