医学博士の対馬ルリ子先生と美容家の吉川千明さんが、皆さんの質問にお答えする最終回。うつっぽい症状が出たとき、更年期で女性ホルモンの低下から現れた症状か、本当のうつ症状なのか…。受診する診療科がわかりませんという質問にお答えいただきました。第一回、第二回、第三回、第四回はコチラから。
お話を伺ったのは
対馬ルリ子さん
Ruriko Tsushima
1958年生まれ。対馬ルリ子女性ライフクリニック銀座院長。産婦人科医、医学博士。女性の生涯にわたる健康を推進するNPO法人「女性医療ネットワーク」を設立、さまざまな啓発活動や政策提言を行う。ホームページはコチラ
吉川千明さん
Chiaki Yoshikawa
1959年生まれ。美容家。オーガニックスペシャリスト。メノポーズカウンセラー。国内でのオーガニックビューティの第一人者。2020年から、対馬ルリ子女性ライフクリニック銀座にて「更年期カウンセリング外来」を担当。OurAgeのコラム「ハッピー女神プロジェクト」も人気。ホームページはコチラ
女性ホルモンの低下によるうつっぽい症状なのか、
本当のうつ症状なのかを見極めることがポイント
「女性ホルモンが下がるとうつっぽくなります」「私も、寂しくなったりつまらない気分になるわ」と口をそろえて言う二人。ホルモンと情動は密接な関係があるのです。
女性ホルモンの急激な低下によるうつ症状の場合は、婦人科を受診するのがベスト。抗うつ剤ではなく、更年期の対応で改善することがほとんどだからです。ホルモンを考慮せず、心療内科で抗うつ剤を処方されてしまうと、かえって治療が長引くことも…。
対馬ルリ子先生は、精神的な症状がある人には、お試しでホルモン補充療法(HRT)をやってみることを提案。2〜3カ月で症状が改善されれば、ホルモンが原因だとわかるので婦人科領域。逆に効果がなければ、心療内科を受診したほうがよいということになります。
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対馬ルリ子・吉川千明 著/集英社 1,870円
撮影/島袋智子 取材・原文/蓮見則子