HAPPY PLUS
https://ourage.jp/kounenki_no_chie/more/318428/

【46歳】更年期が10年も続くと知り絶望を感じます。不安でやりきれません/高尾美穂先生の更年期相談室

OurAge読者には、更年期や閉経、老後など将来への漠然とした不安を抱えている人も多数。産婦人科医で多くの更年期世代の悩みに接してきた高尾美穂先生に、読者の不安を相談しました。

更年期への恐怖

Q.

更年期が「閉経の前後10年」も続くと知ったとき、絶望を感じました。一時的な体調不良でもつらいのに、10年も不調の恐れがあるとはあまりに理不尽です。対策はあるとはいえ、費用もかかるだろうし、ずっと生理が嫌だったのに、まだまだつらいと思うとやりきれません。(46歳・パート)

 

A.
更年期の症状が強く出るのは約3年。現在は医学的な対策があり、そこまで恐れる必要はありません

「更年期は閉経前後の各5年、計10年間を指し、このときになんらかの更年期症状を自覚する人は全体の6割といわれています。そのうち日常生活に支障が出るほど症状が強い場合を更年期障害といい、これが起こる人は全体の3割弱というデータがあります。ですから更年期になっても、必ずしも強い症状が起こるわけではありません。また、更年期障害が起きたとしても、現在ではHRTや漢方薬などの治療法が用意されているので、それほど恐れる必要はありませんし、保険もききます。症状が起きていないうちから、過度に不安になって日々を過ごすのはもったいないですよ」

 

 

※この企画で取り上げた悩みは、2022年7月28日〜8月10日にWebマガジンOurAgeで募集したものです。

 

【高尾美穂先生ってどんな人?】

・高尾美穂
・高尾美穂さん
産婦人科専門医
公式サイトを見る
Instagram Instagram

イーク表参道副院長。産婦人科専門医。さらにスポーツドクター、ヨガ指導者でもあります。産婦人科医になったのは「一人の女性の体を、初潮を迎えたとき、生理痛やPMSで悩んだとき、恋愛をして性交渉のことで悩んだとき、妊娠・出産のとき、更年期、閉経後と、人生を通して長く診ることができるから」だそう。診療のかたわら、NHK「あさイチ」への出演をはじめ、多数のメディアやSNSで情報を発信。音声配信アプリstand.fmの番組「高尾美穂からのリアルボイス」ではリスナーの多様な悩みに回答しています。著書に『大丈夫だよ 女性ホルモンと人生のお話111』(講談社)など。脳外科医の夫あり

 

 

撮影/高尾美穂<アイキャッチ背景写真> 取材・原文/和田美穂

 

 

この特集も読まれています!

子宮筋腫特集~症状から治療まで
フェムゾーンの悩み解決
ツボ・指圧で不調を改善
40代からでも「絶対痩せる」
広瀬あつこさんの「若返りメイク」
閉経の不安を解消

今すぐチェック!

やや無骨な名前とは裏腹に、上品で優しい芋焼酎! 原日出子さんの簡単おつまみもご紹介中です

やや無骨な名前とは裏腹に、上品で優しい芋焼酎! 原日出子さんの簡単おつまみもご紹介中です

PR
<前の記事

<前の記事
第18回/ヨガの「膝抱えのポーズ」で寝つきをスムーズに導く/産婦人科医でヨガ指導者の高尾美…

次の記事>

次の記事>
第20回/【53歳】今まで仕事一筋で頑張ってきましたが、最近自分の人生は何だったのかと悩み…

この連載の最新記事

【46歳】人づき合いは疲れます。みんなの輪に入らなくていいならそれもありでしょうか?/高尾美穂先生の更年期相談室

第24回/【46歳】人づき合いは疲れます。みんなの輪に入らなくていいならそれもありでしょうか?/高尾美穂先生の更年期相談室

【46歳】人に嫌われたくなくて自分の意見が言えず、本当に仲のいい人がいません/高尾美穂先生の更年期相談室

第23回/【46歳】人に嫌われたくなくて自分の意見が言えず、本当に仲のいい人がいません/高尾美穂先生の更年期相談室

【50歳】生理があと1カ月来なければ閉経。女らしさを失うのが怖いような気持ちです/高尾美穂先生の更年期相談室

第22回/【50歳】生理があと1カ月来なければ閉経。女らしさを失うのが怖いような気持ちです/高尾美穂先生の更年期相談室

この連載をもっと見る

今日の人気記事ランキング

今すぐチェック!

OurAgeスペシャル