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【46歳】人づき合いは疲れます。みんなの輪に入らなくていいならそれもありでしょうか?/高尾美穂先生の更年期相談室

悩み多き更年期世代。女性に優しく的確なアドバイスをくれると評判の産婦人科医・高尾美穂先生に、読者の人づき合いのお悩みを相談しました。連載で多くのお悩みに接した高尾先生のまとめの言葉「起きていないことは不安がらない。起こってから考えよう」は、まさに私たち世代が胸に刻みたい言葉です。

人づき合いが疲れる

Q.

更年期で落ち込むことが増えました。曇った表情を見られて、いつも不機嫌そうな人というイメージがつくのも嫌ですが、人づき合いも疲れるので、みんなの輪に入らなくていいなら、そのほうが楽だなとも思い、どっちつかずで悩みます。(46歳・会社員)

 

A.
みんなの輪に入らない選択をしてみて、自分がどう感じるかチェックしてみては

「自分が楽なように自由に生きるといいと思います。実際にみんなの輪に入らない選択をしてみて、自分が楽と感じるのか、寂しいと感じるのかチェックしてみては。また、落ち込むことが多いなら、そのレベルを“今は10のうちの6くらいだな”というように数値化してみるのもおすすめです。自分の状況を客観視できていないと、はちみつの壺に頭を突っ込んだくまのプーさんのような状態で、突っ込んでいることにも気づけません。でもそんな状況を客観視できれば、まずは壺から脱出しようと思いますよね。自分の状況を俯瞰(ふかん)してみることも大切ですよ」

 

取り越し苦労をせず、物事にはシンプルに向き合おう

「皆さんの悩みを聞いていると、まだ起こっていないことに対して不安になっている人が多いようです。でもこれは取り越し苦労で、不安になっている時間がもったいない。起こっていない物事には具体的な対策はできないからです。起こってから対策を探せばいいというふうに、物事をシンプルにとらえるほうが悩みは減りますよ」

 

 

※この企画で取り上げた悩みは、2022年7月28日〜8月10日にWebマガジンOurAgeで募集したものです。

 

【高尾美穂先生ってどんな人?】

・高尾美穂
・高尾美穂さん
産婦人科専門医
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イーク表参道副院長。産婦人科専門医。さらにスポーツドクター、ヨガ指導者でもあります。産婦人科医になったのは「一人の女性の体を、初潮を迎えたとき、生理痛やPMSで悩んだとき、恋愛をして性交渉のことで悩んだとき、妊娠・出産のとき、更年期、閉経後と、人生を通して長く診ることができるから」だそう。診療のかたわら、NHK「あさイチ」への出演をはじめ、多数のメディアやSNSで情報を発信。音声配信アプリstand.fmの番組「高尾美穂からのリアルボイス」ではリスナーの多様な悩みに回答しています。著書に『大丈夫だよ 女性ホルモンと人生のお話111』(講談社)など。脳外科医の夫あり

 

 

撮影/高尾美穂<アイキャッチ背景写真> 取材・原文/和田美穂

 

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