住宅街に溶け込むドーナツ屋さんは、三浦・葉山の大人気ドーナツ店・都内1号店だった
甘いものが大好きなワタシ、オチャリーナですが、あまり得意でないものがあります。いえ、「ありました」。過去形です。
それは、ドーナツ。子どものころはけっこう好きで、「~ンキン」とかにちょくちょく行っていたものの、大学に入ったくらいから胃が弱くなり、胸やけする気がして、控えるようになり…。
それが、ここ最近、ドーナッツに復活・開眼。
「え、全然大丈夫。っていうか、めっちゃおいしい!」
となったのです。
オチャリーナのある日のドーナツ&お茶風景@dear DONUTS。「大きな木」が見えるだけで、すごく贅沢な気持ちになります。(肝心のドーナツが、むこう向きですが・笑) ハンドドリップのコーヒーや、エスプレッソ、ラテもあります
そのお店はオチャリーナも住む東京の西側の世田谷は井の頭線沿いで、最近ちょっと注目を集めている新代田駅まわりの「羽根木」にあります。環状7号線という幹線道路に面した新代田駅から反対側にわたってちょっと奥に入ると、ちょっと「ここはどこ?」となる一本の通りが。
木々といい、建物といい、通りがかるだけで気分がいいせいか、いつも散歩やジョギングの人を見かけます
道の西側には、古都の旅館を思わせるような和風の建物群があり、輸入雑貨やオリジナルの服を売っているおしゃれクラフトショップや、センスのいいグリーンショップ、週に2,3日だけ開いてるけどいつも予約でいっぱいになっちゃうカレー屋さんが。向かいにはモダンな建物の中に付近の日常に溶け込むパン屋さんがあって、地域の人には嬉しい一角です。そのパン屋さんのお隣に、ドーナツ・カフェ「dear Donuts」がオープンしたのは、今年5月のこと。その時、三浦半島の先端の「三崎港」商店街にあるカフェ「ミサキドーナツ」の姉妹店と聞いてびっくり。三浦半島に時々遊びに行くオチャリーナには、馴染みのあるお店だったのです。しかもこのお店、鎌倉や葉山にもお店がある人気店。なぜこの小さな住宅街に? と驚きつつも、うれしくなります。
お店の前にも、大木が。2組くらい座れるテラスもあります
三崎港のお店は、以前からとても人気で、観光地だけにいつも混んでいたこともあり、ドーナッツに興味薄だった私は実は食べたことがなかったのでした。でも「せっかく近くにできたのだから」と羽根木のお店で食べてみたら、なんと。
油っぽい感じが全然しないうえ、フルーツやチーズ、ナッツなどさまざまなフレーバーや、中に仕込まれたクリームやあんとミックスされた味わいが楽しく美味しくてびっくり。
「エクレア」というドーナツも実はお気に入り。チョコがけした中にカスタードクリームが・・・♪ 他にも季節の限定ドーナツもありで、お気に入り多すぎて、いつも迷いまくり
次々といろんな味を試しましたが、ワタシが特に気に入ってるのが、この「レモンクリームチーズ。」
不動のマイ定番は「レモンクリームチーズ」。奥は新作の「あんバター」
上にかかったアイシングの甘さとレモンの良い香り、そしてクリームチーズフィリングの酸味もマッチして、これが美味しいのです! 他にも季節ごとに限定のフルーツフレーバーのものをよく見かけます。中にクリームやフルーツソースなどが仕込まれているものについ惹かれます。甘すぎない?と思われそうですが、それがぜんぜんそうではない。どうして? と思ったら、美味しさの秘密が、看板に書いてありました。
作り方を説明する看板もあったりして、温かみがあるのも良い感じ。住宅街の林の中に佇むオアシス的存在
ドーナツ生地(オールドファッションを除く)は、イースト発酵させたパン生地を使い、生地自体には砂糖を使わないのだそう。それで、トッピングやクリームが甘くてコクがあっても、くどくならずに、ちょうどいいバランスが取れてるんだな、と納得です。
甘さとコクのバランスが取れたちょうど良いスイーツに進化したドーナツ。まさにケーキのようです。問題は、いろんなドーナツがあるので、全部食べたくなるところ。お土産に持って行った先では、どハマりした友人がひとりで一度に4つも平らげてしまうほどでした。みなさまもご注意を!(笑)
店内はギャラリーとして使われていることもあり、展示が見られることも。カウンター席もあります。六角形のモチーフは、もともとはお醤油屋さんを営んでいた土地に建つ向かいの和な建物、「亀甲新」の「亀甲」からだそう
姉妹店のミサキドーナツでは、ドーナツの通販もされています。おいしいドーナツをご自宅で楽しみたい方はぜひ!
● dear Donuts : 東京都世田谷区羽根木1-1919羽根木インターナショナルガーデンハウスCT-03 11:00~17:00(水曜休) ☎︎03-6265-7608
・通販HP : ミサキドーナツ公式オンラインストア