前回ヘアサロンで白髪を隠すためのヘアカラーをしてから、あっという間に3か月以上。
忙しくて髪を染めに行くひまもなく、髪をのばしっぱなしにしていたら、頭頂部のあちこちに長~い白髪が。鏡で見るたびにユーウツになり、「これじゃあ、カッコ悪くて人に会うこともできないわ」と悲しい気持ちで1か月以上を過ごしていました。
「もうこれ以上は白髪を放置できない!」「前髪ものびすぎて邪魔だ~」と、我慢の限界に達したところでヘアサロンを予約。
今回うかがったサロンは、東京・銀座にある人気ヘアサロン「GARDEN Tokyo」(ガーデン トウキョウ)です。
先日11月1日に発売になったMyAge(マイエイジ)2021秋冬号のヘア特集「私が輝く31人のヘアスナップ」にて、素敵なヘアスタイルを提案してくださった(P74、P78に掲載)、「GARDEN Tokyo」のヘアスタイリスト・秋葉千菜さんに担当していただきました。
秋葉さんがMyAge誌面で提案してくれた“マッシュウルフ”(P74)、ひし形シルエットで小顔効果があるし、顔まわりや裾のレイヤーで動きが出るし、可愛さとカッコ良さが共存して見えるしで、まさに「やってみたい!」と思える髪型だったので、それに近いイメージのヘアスタイルをオーダーしました。もちろん「白髪が目立たないカラーをしたい」というリクエストも。
“髪型で変身”チャレンジ・スタート
↑ これは施術に入る前の、私のビフォアの髪。パサついているし、髪が中途半端にのびて、全体にズドンとした重い印象です。
↓ 私のビフォアの頭頂部。長くのびた白髪が何本も出ていて目立っています。照明がピカーッと当たっていて、わかりにくいかもしれませんが、自分では「うわっ、後ろにもこんなに白髪があったのか!」と愕然。
秋葉さんと相談した結果、下の(1)~(4)の順番で施術することが決定。
カット&カラーは私の普段のヘアサロンでの定番コースなのですが、カット&ブリーチ&パーマ&カラーのフルコースは初めてかも!?
(1)カットする
上に書いた通り、“マッシュウルフ”のイメージで、まず最初にカットしてベースの形を作る。
(2)ハイライトを入れる(ブリーチする)
白髪部分の毛筋を拾い、ところどころ明るいハイライトカラーにすることで、白髪が目立たなくなる効果が!
もともとは全体に重くて動きが出にくい髪質ですが、ハイライトを入れることで立体的な髪に見せることができます。
(3)毛先など裾の方を中心に、ゆるめのパーマをかける
「ゆるめのパーマをかけると、髪により動きと立体感が出ますよ」と秋葉さん。この言葉に心動かされ、久しぶりに(最後にかけたのがいつだったか、すぐに思い出せないぐらい)パーマをかけることにしました。
トリートメント成分が入った薬剤で髪にやさしく痛みにくい、低温で加温して髪に形状記憶させる、しっかりと“ゆるふわ”なウェーブをかなえる……のが特徴の「デジキュア」というデジタルパーマをすることにしました。
(4)2色のカラー剤でヘアカラー
白髪が生えてきても目立たないよう、髪の根元は明るめのブラウンに。根元以外の髪はやや濃いめのブラウンに。2つの色を場所によって塗り分ける「ダブルカラー」にトライ。
白髪カバーにもなるし、髪に立体感と奥行きを出しやすくなるそうです。
──それでは、施術の様子を見ていきましょう。
長年続けていたワントーンカラー→ハイライト入りの髪へとチェンジ。白髪カバーも期待できる!
(1)のカットで形を整えた後、(2)のハイライトを入れていきます(↓)
白髪の毛をコームですくいながら、近くの髪を細い毛束にして取り、ブリーチする薬剤を刷毛で毛束全体に塗布。塗り終わったら、毛束ごとアルミホイルで包みます。
この刷毛で塗っているシーン、撮影し忘れました…汗
↑ すべての毛束をアルミホイルで包み終わったら、しばらく置きます。
このように、頭のあちこちにアルミホイルをくっつけた状態で、温めながら待ちます。
ハイライトが入ったところで、髪全体を洗い流します。
次に(3)の「デジキュア」というデジタルパーマを。
ロットで、毛先を中心に巻いていきます。
↑ ロットで巻き終わり、パーマの薬剤もつけ終わったところ。
(2)のハイライトがしっかり入っているのもわかります(これはまだ部分的にブリーチしただけの状態)。
↓ ロットを巻き終わったら、マシンにつないで加温し、パーマを定着させていきます。
パーマがかかったのを確認できたら、髪全体を洗い流します。
そして最後は(4)のヘアカラー。
↑ 最初は、根元以外の髪全体を染めるためのカラー剤を刷毛で塗布。
塗った時はパープルっぽい色に見えますが、髪がパープルに染まるわけではありません。
↓ 上のカラー剤をつけてしばらく置いたら、次に、髪の根元を染めるためのカラー剤を塗布。
根元用のカラー剤は、塗った時はベージュ系の色に見えますが、これも見たままの色に染まるわけではありません。
髪がちゃんと染まったのを確認できたら、再び、髪全体を洗い流します。
最後の洗髪の時に使うものとして、4種類のシャンプー、4種類のトリートメントの中から、保湿効果・エイジング効果などの機能面の特徴と香りの違いを考えて、自分の好みのものを選ぶことができました。
シャンプーやトリートメントの癒しの香りに包まれながら、髪を洗ってもらったり、頭皮をマッサージしてもらうのは最高に気持ちいいですよね! 極楽、極楽~。
洗髪の後は、髪をドライヤーで乾かして、調整のカットやスタイリングをして完成。
↓ 下が完成したアフターのヘアスタイルです。
丸みとくびれが大人可愛いマッシュウルフ。レイヤーとパーマで動きが出たのもうれしい!
首のあたりに“くびれ”ができて、ひし形のシルエットに。
秋葉さんがカットで入れてくれたレイヤーの効果で、毛先に動きが出て、とって良い感じ!
部分的に入っている筋状のハイライトは、染めた直後なので、まだうっすらとしていますが、日数がたってシャンプーをしていくうちに、もっとはっきりしてくるそうです。
↑ カットやカラーを工夫すれば、硬くて軽やかな動きが出にくい私の髪でも、こんな風に動きが出せるんですね。
今回、何年かぶりにパーマをかけましたが、パーマの良さもあらためて感じました。
↓ アフターの髪のサイドはこんな感じ。
↓ アフターの髪を前から見たところ。
前髪~サイドにかけてのマッシュっぽいライン、くびれのあるウルフ風シルエットは、まさに理想通りの仕上がり!
気分がめちゃめちゃ上がりましたー!
──髪型でイメチェンすると、やっぱり楽しいですねー。
気持ちがリフレッシュするし、「あっ、まだまだ私も色々な髪型を楽しんでいいんだ」と前向きになれるし、良い効果が色々あることを実感。
私はこの髪型しか似合わないから……という思い込みをいったん捨てて、今まで自分がしたことのない髪型やカラーにチャレンジするのもいいもんだなーとあらためて思いました。皆さんにも髪型チェンジ、おすすめします!
■今回うかがったヘアサロン
GARDEN Tokyo(ガーデン トウキョウ)
東京都中央区銀座7-9-15 GINZA gCUBE 11階