今日、どこか痛いところはありませんか?
はいはーい!! と、手を上げると「っつーー」痛っ!!
右肩が痛いです。50肩です。60肩かもしれないです。
痛みを感じはじめたのは、半年くらい前。なんとなく痛いな~、肩こりがひどくなったかな、くらいでした。ところが、日を追うごとに、痛みを感じる腕の角度が増え、ついには寝ていても痛い。
こんなに痛いなんて、なにか問題があるのかも。整形外科へ行ってみました。
レントゲンに写る鎖骨と肩の骨を見ながら、「骨は大丈夫。年齢によるものですね」。
紳士な先生は、遠まわしに静かに言いました。はいはい。50肩ですね。
先生によると、現在は急性期という段階で・・・・・・
<私の症状>なんとなく痛いな~、肩こりがひどくなったかな(鈍痛)
<私の症状>日を追うごとに、痛みを感じる腕の角度が増え(疼痛)
<私の症状>ついには寝ていても痛い(夜間時痛)
一般的にはこの後、慢性期(痛みは治まってくるが、肩の可動域はまだ狭い)、
回復期(痛みはほぼなくなる)と約1年間のプロセスがあるそう。1年ですって!
「年齢を重ねると、肩関節がスムーズに動かなくなることがあるんです。肩の関節にある組織が炎症を起こして、関節包まで広がることで起こると言われてます。これは老化に伴って、筋肉や腱の柔軟性が失われ滑らかに動かなくなるからなんですよね」
さっき、気を使ってくれてたのに「老化」って言いましたよね? 先生。
「毎日お風呂に入って、よく温めて、できる範囲で肩関節を動かすことが大事ですよ。痛い時は湿布を貼ってくださいね。
それと、もしかして、右側を下にして横向きに寝る癖がありますか? パソコンのマウスのせいもあるかもしれないけど、正面から両肩を見ると、右の肩のほうが少しだけ前に出て見えます」
そうなんです。右肩が痛いのに、右肩を下にして横にならないと眠れないんです。
「炎症を起こしている部分に負担をかけるから、気をつけてくださいね。では、3週間後にまた来てください」
はい。湿布をもらって帰宅。次に、OurAgeで「50肩」と検索してみます。
体操や、ストレッチの方法。ツボの紹介もあります。さすがです。ためになります。今より症状がひどくならないように、体操してストレッチもしてみます。
ですが、痛い右肩を下にして上手に眠る方法は、さすがにありませんでした。たぶん。
そこで、いつも頼りにしている整体の先生に相談したところ
「スージーさん、理想の枕を探してあれこれ買って、いっぱい枕持ってるじゃないですか~。横向いた時に肩の高さになるように、枕を重ねてみたらどうですか。右向かないと寝られないのなら、寝しなだけでもやってみたら?」
枕大臣、本領発揮です。今こそ、つんどくだけになっていた枕の出番。あれこれやってみたら、固めの枕の上に柔らかめの枕をふたつ重ねて、いい感じに肩の高さになる組み合わせが見つかりました。これなら、肩に痛みを感じません。どんだけ枕持ってるんだよって言わないでくださいね。
眠ってしまえば、いつの間にかいずれかの枕で仰向けに寝ています。痛い方の肩を下にして寝る癖のある、50肩女子の入眠の悩みはひとまず解決。
とはいえ・・・・・なんでこんなに、いろんなところが痛くなるんだろう。
友と集まればサプリやマッサージ、漢方など健康情報を交換しだす30代。集まれば名医の話や、病気の治療法の話に盛り上がる40代を過ぎ、「腰が痛い」「肩が痛い」と体験談を話しだす50代。昨年は、骨折にバネ指。一昨年は、足底筋膜炎だった気がする。その前の年も、なにかあった気が。
体にガタがくるとはこのことか。いやいや、痛みは体からのメッセージっていうじゃないか。確かに、どこか痛いと無理はしなくなるじゃないか。ぎっくり腰の予兆も、わかるようになったじゃないか。などと、ひとりブツブツ。
ま、老化ですよね。認めましょう。50代は50代なりの毎日。
2021年冬は、50肩と向き合ってみます。
しばらくは、こんなポーズもできません~