年末の大掃除は、頑張れましたか?
はい!という方、うらやましい。腕と肩が思い通りに動くんですね・・・・・・。
私はと言えば、50肩と整形外科に宣言されてから2カ月。家事にも影響が出てきました。電子レンジに料理を入れるとき出すとき、洗濯物を高めの物干し竿に干すとき、作業がつらくなってきました。
年末の大掃除でも、肩の痛みでできないことが多々。玄関やふろ場の扉の上のほうは、痛くて手を伸ばせない。ちょっと重たいものを動かそうとしたら、腕が抜けそう(力が入らないんです)。無理して動かそうとすると「ぐぇ」とか、「あ」に濁音がついているような不思議な声が口から出てきます。とほほ。
でも、今年はこんなものかと諦めて、年神様をお迎えいたしました。
この「動かすと痛い」に加えて、最近の悩みはじっとしてても仕事してても痛いこと。整形外科の先生に「温めて」と言われていたように、冬本番になってきて「冷え」が肩の痛みに影響を及ぼしているようです。どうしたものかと相談しに、長年お世話になっている鍼灸の先生のところへ。
限られた治療時間の中、50肩を少しでもラクにすることを最優先にし、右肩から右腕にかけてお灸と鍼をしてもらいました。そして、最後に「置き鍼」。右腕を微妙な角度で動かしながら、私が「ぐぅ」と痛みを感じるところにちっちゃい鍼が付いたシールをペタリ。次に、肩を指で少しずつずらしながら押していき、「ぐぅ」ポイントにペタリ。計5か所。
「1週間は貼っておいてくださいね~」と先生。
「置き鍼を外した後、次に先生のところに来るまでに、自分でできることありますか?」と私。お灸で温めて鍼をしてもらったことで、右肩がラクになっている! 真似ごとでも自分でできることはやっておきたい。
「今日、置き鍼をしたところに「お灸」をするといいですよ。以前紹介した『せんねん灸』を家でやってみてください」「なるほど。わかりました!(足を骨折した時に使っていたのを、すっかり忘れてました)」
※『せんねん灸』とは、お肌に火が触れないセルフケア用のお灸です。筒状に紙で巻いたモグサの先端に火をつけ、モグサの台紙底面のシールをツボに貼るだけでお灸ができます。
置き鍼をしていた一週間。確実に肩の可動域が広がり痛みがやわらいだ私は、置き鍼をはずすときに、そのポイントをマーキング。「きっとこのポイントが大事なのだ」とお風呂でも消えないように油性マジックを使いました。
せんねん灸を置く場所は、これでバッチリ! さて、家でもお灸ができることになったのですが・・・・・・。1月に入って、グンと冷え込んできたのか、朝、起きぬけに肩と腕が痛いんですね。ジンジンと。寝相が悪く、布団が肩までかかってなかったりすると、なおさら。
寝起きがめちゃめちゃ悪い私は「余裕を持った朝」とは無縁。朝、お灸をする余裕はありません。エバる話でもないですが(笑)そこで、思い出したのが『火を使わないお灸』です。これも、以前、鍼灸の先生に教わったのでした。
円盤状のものの凸部のシールと皮膚面のシールをはずして、患部に貼るだけ。簡単です。
これだと、ものの数秒で貼ることができ、モグサの匂いがほとんどしないので外出もできちゃいます。会社にも行けちゃうってことです! ありがたい!! これで、仕事しながらもお灸できます。
温かさの持続時間は約3時間。朝貼れば、お昼過ぎくらいまでは痛いところを温めてくれます。温められた部分は、外してからもしばらく痛みが和らぐので、少しだけ気持ちもラクに。一日中痛くてつらいという状況からは、解放されます。
私の個人的な感想ですが、50肩に共に向き合っている仲間の参考になれば、うれしいです。
興味があれば、ぜひ。『せんねん灸』のHPはこちら。