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必要なサプリメントを見極めて、現在フル装備中
中谷美紀さんの美と健康を支えているのは、何種類ものサプリメント。
「ビタミンA、B、C、D、E。そして鉄、亜鉛、マグネシウム、プロテイン、グルタミン、BCAA(必須アミノ酸)。これらはほとんど一日三回飲みます。お弁当箱のように大きなピルケースに入れて(笑)。
ビタミンBは脳の回転とエネルギー生産のために、ないと生きていけないと思っていますし、Cは副腎をサポートするために。疲れたり、風邪をひきそうなときはCを限界まで大量摂取して乗り切ります。アミノ酸はお肌の材料ですし、鉄分とCが結びついてコラーゲンの材料になるので、鉄分だけ、Cだけではダメで、両方必要ですね。さらにはタンパク質がないとコラーゲンは作れないので、必ず一緒にとるようにしています」
もともと過労やストレスから蕁麻疹(じんましん)が出やすい体質だったという中谷美紀さん。数年前に慢性蕁麻疹で苦しんだ時期があり、徹底的に血液検査をして自分に必要な栄養素を改めて勉強。日頃から血液検査を怠らず、とりすぎの心配もない。さらに、MCTオイルも、強い味方。
「すぐに脳の栄養になってくれて、自分の筋肉を分解せずにエネルギーになってくれるんです。私は低血糖になりやすいので、それを防ぐためにも」
栄養学の理論がびっちりと、中谷美紀さんの脳みそには詰まっているみたい。
「はい、オタク気質なんです。海外の研究とか論文を読むのも大好きで、ドイツ語の勉強と暇つぶしも兼ねて、栄養医学関連の動画をYouTubeで見ることもあります。一石三鳥なんですよ(笑)」
中谷美紀さん
Miki Nakatani
1976年1月12日、東京都生まれ。’93年にドラマ「ひとつ屋根の下」で俳優デビュー。以来数々の映画、ドラマ、CMなどに出演。2006年『嫌われ松子の一生』で日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞。’14年『ロスト・イン・ヨンカーズ』で読売演劇大賞最優秀女優賞を受賞。現在はオーストリアと日本を行き来する生活を送っている。日本で仕事にいそしむ日々と、オーストリアで暮らしを楽しむ日々を記したエッセイ『文はやりたし』(幻冬舎文庫)が発売中
撮影/土山大輔(TRON) ヘア&メイク/下田英里 スタイリスト/岡部美穂 ネイル/川村倫子 取材・原文/岡本麻佑