7月に入り、暦では初夏となりましたね。
今年は冷夏と言われていますが、
暑い夏の到来もすぐ目の前ですが
熱中症など体調には注意して下さいね。
前回に続き今日のYOJOも『心の養生』
母と娘の関係について、私自身の体験を
もとにお話したいと思います。
このシリーズの一回目で書きましたが、
今回このテーマで書くきっかけと
なったのはOurAge編集部の
担当編集者から
「“毒親”という言葉をご存知ですか?」
ときかれたことです。
子にとって親の存在が枷になったり
ストレスになったり……。
ひどい場合だと子供時代に受けた仕打ちが
PTSDとなって成人した後も子の人生に
影響を与えるケースもあるそうです。
そういう親を毒親というのだとか。
たしかに身体の不調を訴えている方と
話していく中で、親子関係が原因で
身体不調になっている場合があります。
身内との出来事は本当に辛いものです。
私の場合は離婚をきっかけに起きた
母との問題。
日常生活では何事も起きていないように
気丈に過ごしていても、一人になると
勝手に涙がポロポロこぼれて来ました。
食欲がなくなり、食事が摂れなくなり、
体重がどんどん減少しました。
夜、布団に入っても一睡も出来ないまま。
夜中に聞こえてくる、牛乳・新聞配達の
夜の生活音を聞きながら
朝が来ることがとても怖かったです。
そんな状態が起きて6ヶ月が過ぎた頃、
歩いていると突然平衡感覚がなくなり、
まっすぐ歩けなくなりました。
そんなことが何度も起きるのです。
いつ起きるのか予想がつかないため
その頃の私は外出する事も怖かったです。
私に起きた異変はそれだけでは
ありませんでした。
電車に乗っていると、急に呼吸が苦しくなり
動悸、めまい、過呼吸などの症状が始まり
何度も途中下車しました。
パニック症状といわれるものです。
身内であり、
一番信頼していた人間関係に
入ったヒビ
義父の事・夫婦の事、
そして私を一番理解して欲しかった
母との事がうつ症状・パニック症・
体重の減少などといった
体の不調へと繋がっていきました。
それでもその時は、そこまで症状が
出ているにも関わらず、自分の身体の
異変を異変と認識出来なかったのです。
自分の体の不調をごまかし、蓋をして
子供たちが居るからしっかりしなくては
と病院へも行かず、薬も飲まず……
そのため、やっと症状が落ち着いた
ときには
10年の月日が過ぎていました。
今思えば10年もの月日をそのような状態で
専門医にもかからずに過ごして居たことは
決して、良い状態ではありませんでした。
一方で離婚後、数年経った頃から
少し自分の心にも余裕が
持てるようになり
母が心配してかけてくれている言葉にも
当初よりは耳を傾けられるように
なっていきました。
こうあって欲しいと期待し相手を
自分の思い通りにしようとすることは
限りなく難しい事です。
そうは言っても
『仕方がない』
『我慢しなければ』
『許せない』
など諦めや憎しみを抱き続けることは
自分をもっと辛い状況に追い込み、
心や身体の病の原因にも
なってしまいます。
自分も人もジャッジせず
自分のせいにも人のせいにも
しない
誰も悪者を作らない。
そもそも悪者はいないのです。
そう思えるようになるには
どうすれば良いのでしょうか?
次回へ続く~
笑顔で元気に素敵な毎日YOJOを~♪
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