50代でもおばさん化してない人が「捨てたもの」「頼ったもの」


OurAge世代は「少しでも若く見せたい!」と試行錯誤すること、よくありますよね。いつまでも素敵でいるのはとても大切なこと。でも「目指すゴールを間違えていませんか?」と指摘するのは、大人の女性の魅せ方を知り尽くしたベテランスタイリストであり、『ババアはつらいよ アラカン・サバイバルBOOK』(集英社)などの著者でもある地曳いく子さん。では、私たちが目指すべきゴールは?

 

地曳いく子(じびき いくこ)スタイリスト
non・no、MORE、eclatなど雑誌のファッションページや、タレントの衣装を担当。“イタくない大人のスタイリング”を得意とし、テレビ、トークショーなどでも活躍する、キャリア30年のスタイリスト。大人のおしゃれを考え直す「50歳おしゃれ元年。」(集英社)をはじめ、「服を買うなら、捨てなさい」(宝島社)、「ババア上等! 余計なルールの捨て方 大人のおしゃれDo!&Don’t 」(集英社)など著書多数。最新刊は、「ババアはつらいよ アラカン・サバイバルBOOK」(集英社)

 

「50歳を超えて自分の身に起こることは『劣化』です」

地曳さんからいきなり手厳しいお言葉! しかし、実体験に基づく説得力があるのです。

 

「自分がおばさんになったと自覚したのは、ある朝起きて鏡を見た時のこと。鏡の中にいる私が、亡くなった自分の母親に見えたんです。それだけでもショックだったのに、その後もどんどん目は悪くなるし、体は痛くなる。手もカサカサになってスマホが反応しなくなる、ハイヒールが履けなくなる。今まで当たり前にできていたことが、できなくなってくるんですよね。これって、どう考えても『劣化』でしょう。50歳を超えて起こることは『劣化』なんです。『ババアはつらいよ アラカン・サバイバルBOOK』にも書きましたが、これは人生の思春期ならぬ、『思秋期』。もう、抗うべからずです」

 

でも、あきらめきれない、抗いたいのが女心。

 

「みんな若く見せよう、と頑張るんだけど、それを私は『若見えの呪い』と呼んでいます。私たちが目指すべきは、“おばさんに見えない”のではなく、“素敵なかっこいいおばさま”でいいじゃない。今の自分が最大限素敵であること。これが、OurAge世代が目指すべき方向性だと思うんです」

OurAge世代のバイブルです

 

 

「こんな時代にババアになって幸せよ」

 

そう断言する地曳さん。それはなぜなのでしょう。

 

「だって、ハイヒールは履きづらくなったけど、今のトレンドはスニーカー。カジュアルなファッションこそ、イケてる感じです。『私はこういう服が似合うから』と、いまだに昔のままの窮屈な格好をしている人は、自分の中で時間を止めてしまっている。まさに浦島太郎です。

 

それから、娘と洋服をシェアするのが自慢のママもいますが、娘に見た目で勝っているかというと、そんなわけありませんよね。世の中を見渡すと、私たちの年齢に合った着心地のいい服もたくさんあるし、ラクだけど格好いい靴もある。大人になった私たちがラクをしてぐっとよく見せてくれるアイテムを、使わないなんてもったいない。食わず嫌いの人は昭和に生きるしかありません。もう平成も終わりますけどね(笑)」

 

寄る年波には勝てぬ私たちは、時代に合ったもの、今の自分に似合うものを選ぶべき。というのが地曳さんの持論なのです。

 

「テクノロジーに頼ればいいんです」

「ありがたいことに、昔と違って、いまは大人向けの製品がたくさん出ている時代。それもどんどん進化しています。特にヘアケアは、年齢相応のものを使うべき」と地曳さんは言います。

 

「髪がペタンコだったり、ハリがないと、私たち世代はどうしても疲れて見えたり、老けて見えたりします。この世代は、後頭部をふっくらとさせるのがマストなんです! どんなに服でおしゃれをしていても、髪が貧相だと残念に見えてしまうんですね。だから、髪をふっくらさせる努力をしましょう。それにはテクノロジーに頼るのが一番。大人の弱った髪をふっくらとしてくれるヘアケアアイテムがあるんですから。自分の年代に合ったものを選んだ方が、仕上がりがきれいになるし、その方がラクなんです。

 

最近、ドラッグストアに行ってますか? 進化したものが目白押し。気になるものがあればミニサイズを買ってどんどん使ってみればいいんです。浦島太郎にならないで」

地曳さん着用分「美鎖骨見えワンピース」(地曳いく子×eclat)

 

今の自分に合うシャンプー&コンディショナーを試してみたくなりましたね。

 

「エイジングシャンプーなんて私にはまだ早い、なんて言ってないで、率先して使いましょう。今の自分のためのファッションも美容も、新しいものを取り入れるだけでとても楽になるし、見た目も随分変わりますから。OurAge世代は、使うものを見直すべきタイミングですよ」

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第36回
50代でもおばさん化してない人が「捨てたもの」「頼ったもの」


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