ツヤがなく乾燥してパサついてしまう「パサ髪」や、薄くぺったりしてしまう「ぺしゃ髪」は、40代、50代の2大髪悩みです。
髪がパサついていたりぺたっとしていたりすると、余計に老けて見えたり、清潔感のない印象に見えてしまいがち。でもどうしたらいいか、わからない……というのが正直なところですよね。
これらの現象は髪や頭皮のエイジングが原因のことが多いですが、なんとか解決して、いつまでも若々しく美しい印象の髪でいたいもの!
シャンプーや頭皮ケア、食生活などの生活習慣から改善を目指したり、ヘアサロンで行うカットやパーマ、カラーなどの〝ヘアスタイル〟で悩みをカバーする方法もありますが、ここでは、自分で行う〝ヘアスタイリング〟でできる解決策を紹介したいと思います。
★★エイジング悩みの代表格「パサ髪」を、〝つやっとした〟まとまりの良い美髪に見せるスタイリング法★★
登場していただいたのは、「パサ髪」代表の読者・山本敦子さん(↓)。
↑毛量が多くて太い髪。「最近はうねりが強くなって、広がりやすくなってきました。そのため、スタイリングにも時間がかかってしまいます」(山本さん)。
そんな山本さんも、スタイリング法を工夫すれば、こんなつややかで若々しい、立体的な美髪に変身!(↓)
↑ ブラウス¥42,900/三喜商事(オールド イングランド) イヤリング¥19,800/ヴァンドームブティック 伊勢丹新宿店(ヴァンドームブティック)
──それではここから、上の写真のように素敵に仕上げるための【スタイリングの方法】を順を追って紹介します。
(1)髪全体の表面と、頭のハチ部分の髪の根元を軽く濡らします。
頭のハチとは……正面から見た時の、耳上~頭頂部にかけてのラインの最も出っ張っている部分のことです。
(2)スタイリングする時におすすめの美容機器は、カールドライヤー!
熱による形づけとブラッシングの両方が、1本でできるから、不器用な人でも大丈夫。
カールドライヤーを使って、後頭部にあるつむじから、顔のある前側に向かう毛流れにそって、髪の分け目の上を通るようにとかします。
「パサ髪」の人は、広がりを押さえるようにスタイリングするのが、まとまり良くキレイに仕上げるポイント。
髪はつむじより前に向かって流れているもの。
つむじ(実は頭の後ろの方にあります)を起点にして、毛流れと同じ方向=後方から前(顔のある側)に向かってとかすと、嫌な広がりを押さえることができます。
(3)広がりやすいサイドの耳上の髪は、表面からとかして押さえます。
(4)浮きやすい、後ろの衿あしの髪は、表面からとかして押さえます。
(5)顔まわりの髪は、カールドライヤーで外巻きになるように流して、毛流れを作ります。
(6)仕上げに、スプレータイプのスタイリング剤(バリバリに髪を固めない、ソフトにセットしてキープするタイプ)を。
髪に直接吹き付けるのではなく、頭の上の空間に向けてスプレーし、空間に拡がって落ちてくるミストを髪全体で浴びるようにしてつけます。
上記の(1)~(6)のプロセスを行うことで、広がりすぎを押さえつつも、あかぬけて見える良い感じの毛流れや立体感を作り出すことができます!
とってもシンプルで簡単な方法なので、「スタイリングが苦手」という人こそぜひ、実践していただけたらと思います。
今回のスタイリング法を教えていただいたのは、美容師の時枝弘明さんです(↓)。
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●時枝弘明 さん
東京・銀座にある人気ヘアサロン「stair:case」(ステアケース)のアートディレクタースタイリスト。
上質な仕上がりを求める大人のためのヘアサロン。ヘアスタイルとカラーリング、それぞれのプロが最新の技術で応えてくれます。
サロンの詳しい情報はこちらからチェック↓
撮影/玉置順子(t.cube) ヘア&ヘアスタイリング指導/時枝弘明(stair:case) カラー/赤津まゆ美(stair:case) メイク/鈴木京子 スタイリスト/日置 彩 取材/伊熊奈美
MyAge2021春号では、エイジングが進んだ40代、50代が抱える、髪と頭皮の2大悩み「ペシャ髪」と「パサ髪」を解決するための方法を、さらに深く掘り下げて詳しくご紹介しています。役に立つ情報が満載なので、ぜひ手に取ってご覧ください!
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