美容と健康に効果大! 素敵女医の皆さんが実践している口まわりのエクササイズの5回目です。
近年急増しているTCH(上下歯列接触癖)。TCHが癖になると歯だけでなく、首・肩・背中のコリなど、全身に悪影響が出てくるそう。今回は宝田恭子先生に噛み合わせ調整マッサージを教えていただきました。スマホやパソコンを長時間使用している人は要チェックです!
TCH(上下歯列接触癖)
を解消するマッサージ
「スマホやパソコンを長時間使用している人に多いTCH(上下歯列接触癖)。これは近年急激に増えている口元のトラブルです。人間はリラックスしているとき、上下の歯が少し離れています。本来はそれが正常な状態なのですが、猫背のままうつむいていると、上下の歯がカチッと嚙み合わさった状態に。これがTCHです。TCHが癖になると、歯を摩耗させたり歯並びが乱れたりするだけでなく、首・肩・背中のコリ、頭痛、顎関節症、歯並びが乱れるなどの弊害が。同じ姿勢からくるこわばりをほぐし、TCHを解消しましょう」
宝田恭子さん
60歳・歯科(歯周病・義歯)
宝田歯科
悪い姿勢が原因で起こる
歯の負担を軽減
[嚙み合わせ調整マッサージ]
悪い姿勢からくる嚙み合わせを治すには、正しい姿勢が必須(いい姿勢のとり方は「正しい『舌ポジション』を知って舌ヂカラをUPする生活を!②よい姿勢とプチ習慣」を参照)。いい姿勢は脇や腕の筋肉のこわばりを取らないと保てないので、下記のようにほぐして
左肘を軽く持ち上げた後、右手で肩関節をつかみ、肘までもんでいきます。左右3回ずつ
左手を上げて右手で脇の下をつかみ、バストトップの高さまでもんでいきます。左右3回ずつ
※宝田先生伝授の「舌エクササイズ」もあわせてぜひ実践を。
次回は1日で口腔内の歯周病菌をリセットできるレーザー照射「ワンペリ」をご紹介します。
撮影/ケビン・チャン イラスト/内藤しなこ 取材・原文/上田恵子