いし こんにちは。ぐうたらライターのいしまるこです。
今週からは、老けない&太らないための食事のちょっとした裏技を
根来先生に伝授していただきますよ。
根来 はい、承いたしました。でもその前に復習です。
太りにくく老けない体づくりの大前提として、大切なことは何でしょう?
いし ハイ! 1日3食規則正しく食事を摂って体内時計を整えることです!
根来 ピンポン!
いし アンチエイジングホルモン講座第8回でお伺いしました。
根来 現代人の多くが肥満や生活習慣病に悩んでいますが、実は、現代の
日本人の1日のエネルギー摂取量は、十分な食事が摂れなかった1940年代
よりも減少しているんです。その大きな原因となっているのが不規則な食生活。とくに問題なのは朝食を抜くことです。
いし えっ、摂取カロリーが減ってるのにかえって太るって、どういうこと!?
根来 1日の食事を昼食からスタートすると、体内時計にズレが生じ、全身の臓器に負担をかけます。さらには、体が飢餓に備えて栄養をためこむ方向に働くため、体重やコレステロールの増加を招いてしまうんですよ。
いし 飢餓に備えちゃうんだ!
では、朝食にはどんな食べものがおすすめですか?
根来 朝は果物がおすすめです。朝は血糖値が低めなので、いきなり炭水化物や糖質の高いものを食べると血糖値が急上昇し、余ったエネルギーを脂肪に変えるインスリンが大量に分泌されます。
一方、果糖は甘味が強いのにインスリンを必要とせず代謝が早いのが特徴。
エネルギー不足になっている朝の脳に、素早くエネルギーチャージしてくれます。
いし 朝は果糖が効率よく使われるんですね。
根来 はい。果物はビタミン、ミネラルなど若さを保つ成分の宝庫。
アンチエイジングに欠かせない食材です。
いし どのくらい食べるのが理想ですか?
根来 日本人の1日平均摂取量は100g程度です。厚生労働省は1日あたり200gを目標にしていますが、できれば350g摂れると理想的です。
いし 350gってどれくらいだろう?
根来 みかん1個半で150g、リンゴ1個で200g、バナナ1本で100gくらい。果物と野菜をミックスして生ジュースにすると摂りやすいですね。
私もよく飲んでいますよ。ボストンにはジューサーを持って行っているので、パイナップルやリンゴ、ほうれん草などをミックスして自分でつくります。
いろいろ試してみると楽しいですよ。
いし 根来先生、超多忙なのにマメですねぇ。見習います!
根来 あと、朝食にはビタミンB12の入った食品を摂るといいんです。
光に対する感受性を高めてくれて体内時計が合いやすくなりますから。
いし ビタミンB12というと、肉、魚、貝類、乳製品などですね。
根来 パンにレバーペーストを塗ったり、チーズもいいですよ。
いし 朝のおいしいひと工夫ですね。
〈次回も根来教授の老けない食事講座・裏技編が続きます。お楽しみに!〉
根来 それでは皆さん、今日も素敵な1日を!