素敵女医が実践している乾燥対策アイテム。前回の「顔」に続いて、今回は「かかと」「唇」の乾燥対策愛用品をご紹介していきます。
かかと
乾燥して硬くなりがちなかかとのケアには、皮膚を柔らかくする効果のある軟膏やクリームが人気でした。ただしベタベタするので、塗ったあとはすぐに靴下をはいて過ごすという人も。
今野みどりさん Midori Konno
53歳 形成外科 石井クリニック、M&Mスキンケアクリニック
「酵母ローションでシートパックしたあとに、化粧水や美容液を塗っています」
1 10%サリチル酸ワセリン。サリチル酸の作用で、角化した皮膚とともに、角質層に多く存在する菌を除去する処方薬。医師の診察が必要です。
2 興和のケラチナミン コーワ 20%尿素配合クリーム。肌を柔らかくして潤いをキープする尿素を20%配合した一般用医薬品クリーム。医師の処方薬もありますが、一般のドラッグストアでも同成分のものが購入できます(今野)
唇
唇のケアには、市販の薬用リップクリームのほか、豊富な美容成分を含む「ラシャスリップス」を愛用している人も。あれがひどいときや就寝前、メイク前などにはワセリンを使用している人が目立ちました。
渡邊千春さん Chiharu Watanabe
51歳 皮膚科・美容皮膚科 千春皮フ科クリニック
「入浴時は40℃のお湯に20分ほどつかり、ヒートショックプロテインを増やすようにしています」
1 日興リカのサンホワイトシルキーY-1。ワセリンを精製して品質を高めた白色ワセリン100%。皮膚に薄い膜を張って水分の蒸発を防ぐと同時に、角質のバリア機能を守り、抗原の侵入を防ぐ効果も。
2 処方薬のプロペト。白色ワセリン。刺激が少ないので、唇をはじめ全身に使用可能(渡邊)
次回は、「目」と「髪」の乾燥対策アイテムをご紹介します。
撮影/横山翔平(t.cube) 取材・原文/上田恵子