日焼け止めだけじゃない!
UVケアの効果をさらに上げる、合わせ技について聞きました。
Q.日焼け防止の女医的方法とは?
A.グルタチオン点滴と高濃度ビタミンC点滴でケア
日焼けしてしまったときは、グルタチオン点滴と高濃度ビタミンC点滴をしています。グルタチオンとは、アミノ酸が3つ結合したペプチドという化合物。強力な抗酸化作用があり、メラニン色素の生成を抑える働きがあります。また、ビタミンCも抗酸化作用が高く、メラニンの合成を抑えることで肌のシミなどを防ぐ効果があります。
柴田知里さん 52歳
歯科 しばた歯科・矯正歯科GRACE
A.ハイチオールとシナールの内服と高濃度ビタミンC点滴
日傘と薄手のはおりものを着用し、紫外線を直接浴びないよう気をつけています。シミ・そばかす対策としては、定期的にIPL(シミのメラニン色素を破壊する光治療)を。目立つ場合はレーザーで治療します。あとはハイチオールとシナールを内服するほか、高濃度ビタミンC点滴で対処します。
今野みどりさん 54歳
形成外科 石井クリニック、M&Mスキンケアクリニック
[右]ハイチオール。
「有効成分のL-システインがシミの原因になるメラニンの生成に働きかけ、肌の代謝を正常化。内側からシミやそばかすに作用します」
[左]シナール。
「ビタミンCとパントテン酸を配合した複合ビタミン剤。メラニン色素の生成を抑え、シミなどの改善が期待できます」
次回は、今回ご紹介したビタミンC以外に何が必要か? を素敵女医にお聞きします。
撮影/鈴木康久(千代田スタジオ) 取材・原文/上田恵子