汗ばむ季節だけに、肌をべとつかせずに保湿&美白するアイテムが人気。
Q.保湿&美白コスメ、何をどう使っていますか?
A.保湿は大切ですが、やりすぎないように注意!
診察時、患者さんの保湿信仰に驚かされることがあります。一時期、ヒルドイドローションや軟膏が話題になりましたが、これらは誰にでも合うわけではありません。現に私はヒルドイドソフト軟膏を塗るとすぐにニキビが出ます。肌のためには、過剰保湿にならないよう注意することが大切です。また仕事柄、多くの製品を試さなくてはいけないので、夏と冬で基礎化粧品を使い分けることはしていません。
今野みどりさん 54歳
形成外科 石井クリニック、M&Mスキン ケアクリニック
「スキンケアは、炭酸ガス入りの化粧水かフラーレンローション。そしてエンビロンのC-クエンスセラム、またはゼオスキンヘルスのデイリーPDを愛用しています」。
1 エンビロン C-クエンスセラム3 。
紫外線ダメージを受けた肌を健やかに保つビタミンAとペプチド、各種美容成分を配合。肌コンディションに合わせ、ビタミン濃度は4段階
2 ゼオスキンヘルス デイリーPD。
カプセル化したビタミンEが酸化反応にアプローチ。刺激や乾燥から肌を保護し、肌トラブルを防ぎます
3 フロムCO2 スキンローション モイスチャー。
独自の技術で炭酸ガスを1,000ppm以上溶かし込んだ、天然由来のシンプルな炭酸化粧水
4 デルファーマ フラーレンローション。
抗酸化力の高い水溶性フラーレンと、美容成分を配合したジェル状化粧水
A.ビタミンC誘導体配合の基礎化粧品を愛用中
日々のスキンケアでは、ビタミンC誘導体を配合した基礎化粧品を愛用しています。化粧水をつけたあとに美容液を塗り、パウダーを軽く塗り込みます。このパウダーは、ビタミンCを30%という高濃度で配合していながら肌への刺激がなく、塗ると乳液状になって浸透するのが大きな特徴です。ほかにサプリメントでは、酸化予防効果のあるビタミンCとE、アスタキサンチンを毎日摂取しています。
まのえいこさん 65歳
皮膚科 マノメディカルクリニック
1 Dr.MANO ミネラル ビタミンCBE。
「メラニン色素の生成を抑える美白成分、ビタミンCをはじめ、美肌づくりに欠かせないビタミンやミネラルを凝縮したサプリメント。抗酸化力の高い天然系のポリフェノールや、アスタキサンチンも配合されています」
2 Dr.MANO ビオセラム ブライトアップエッセンス。
「活性持続型ビタミンC誘導体配合の美容液。肌に優しいオイルフリー処方なので、ニキビ肌の人も安心して使えます」
3 Dr.MANO ビオセラムブライトアップアクア。「活性持続型ビタミンC誘導体配合の化粧水。肌をさっぱりさせながら潤いも保てる美白シリーズです」
A.クリームでのケアのほか、グルタチオン点滴を
ゴルフの際、ヘリオケアを朝2錠、ランチ後に2錠飲んでいますが、アウトドアで過ごすことが好きなので、肌が小麦色になることはさほど気にしていません。とはいえ、紫外線による光老化は予防したい。シミやシワ、たるみにつながる光老化を防ぐことが、日焼け対策だと思うので、クリームでのデイリーケアのほか、週に1度、3回のグルタチオン点滴2,000㎎で、日焼けによるシミが定着するのを防げます。
小村十樹子さん 53歳
美容皮膚科 トキコクリニック
1 ビバリーヒルズビューティー インテンスデイクリーム。
「昼用の美容液で、1日1回、顔と首に塗ります。細胞のDNA損傷を補修する成分が入っていて、その成分は紫外線に当たることで効果を発揮するという優れものです」
2 スキンターゲットクリーム。
「プラチナとパラジウムのナノコロイドが配合された、抗酸化力の強いクリーム。紫外線による皮膚のダメージを予防し、日焼けした肌の炎症を鎮める効果があります」
次回は、「目のUVケア」についてご紹介します。
撮影/鈴木康久(千代田スタジオ) イラスト/ミック・イタヤ 取材・原文/上田恵子