素敵女医がしている目のUVケアとは?
Q.サングラスはした方がいいの?
A.紫外線のカットが眼病の予防に
目に紫外線を浴びると肌も日焼けするという論文が、大阪市立大学から出ています。紫外線は眼科領域では電気性眼炎を起こすほか、眼のシミといわれる瞼裂斑(けんれつはん)や翼状片、白内障や加齢黄斑変性の原因になるともいわれています。日傘やサングラスで目を守りましょう。
大倉萬佐子さん 57歳
眼科 アイクリニック天神
A.日常的にUVカットのサングラスを
最近の研究で、日本人は欧米人の1.66倍の紫外線を浴びていることがわかってきました。顔の彫りが浅い日本人は、さまざまな角度から光が侵入しやすく、紫外線の影響を受けやすいのです。角膜へのダメージを避けるには、大前提として紫外線に直接目をさらさないことが大切。ぜひUVカットのサングラスを日常的にかけるようにしましょう。また目薬で適切なケアをすることも重要です。
私自身、サングラスは季節に関係なく、外出時には朝から夕方までかけています。なかでも朝と夕方の日差しは斜めに直接目に入るので、特に注意しています。サングラスはあまり色が濃いと瞳孔が開いてしまうため、青空がきれいに見えるくらいの茶系のものを選んでいます。
杉本由佳さん 61歳
眼科 中目黒眼科
「サングラスは、さまざまなデザインのものを50個くらい持っています。なかでもディータ、フォクシー、ディオールがお気に入り。写真は手前がフォクシー、 奥がディオールです。隙間から紫外線が入らないように、フレームが大きめで、目のまわりをしっかりカバーしてくれるデザインのものがいいと思います」
次回は、目のUVケアとして、サングラス選びのコツについてご紹介します。
撮影/鈴木康久(千代田スタジオ) 取材・原文/上田恵子