体の免疫力をアップさせる方法はまだまだあります! 今回も素敵女医の皆さんがこだわる免疫力アップ法をご紹介。話題のヘンプオイルも登場します。
ヘンプオイル
杉野宏子さん
59歳・美容外科・美容皮膚科・形成外科 青山エルクリニック
「有機麻の実からコールドプレス(低温圧搾法)で作られたヘンプオイルを、サラダなどに使用しています。ヘンプオイルにはγ-リノレン酸が食用油の中でいちばん多く含まれ、スプーン1杯分のヘンプオイルを摂取するだけで、成人が1日に必要とするα-リノレン酸とγ-リノレン酸をとることができるそう。動脈硬化の予防やアンチエイジング、血液循環改善作用、アレルギー症状の改善などが期待できます」。
NUTIVAオーガニックヘンプオイル¥1,800/アスプルンド
乳酸菌サプリ
「腸管は最大の免疫器官であり、腸内細菌は免疫系の発達に重要な役割を果たしています。私は、プロバイオティクス(有益な微生物を取り込む)を目的に、植物性乳酸菌のカプセルや、乳酸菌生成エキスを飲んでいます。また、プレバイオティクス(腸内細菌のエサになるものを食べる)として、水溶性食物繊維(ごぼう、納豆、にんじん、アボカド、オクラなど)、不溶性食物繊維(豆類、きのこ類、味噌など)を積極的にとるようにしています」。
[右]アルベックス(10㎖×30本)¥8,000/青山エルクリニック
[左]植物性乳酸菌ラブレカプセル(30粒)¥4,286/カゴメ
ビタミンD
「ビタミンDは、日光を浴びることで体の中で作り出せるビタミンです。骨や歯の形成に必要である以外にも、免疫力を向上させる、がんを抑制する、抑うつ症状を防ぐなど、さまざまな効果があるといわれています。ビタミンDは食物だと、天日干ししいたけ、きのこ、海藻類、魚肉、レバー、鶏卵などに含まれていますが、風邪やインフルエンザが流行する時期には、対策としてサプリメントを飲むのもおすすめです」。
ビタミンD&オメガ3(60粒)¥2,300/青山エルクリニック
漢 方
土屋眞弓さん
53歳・産婦人科・美容皮膚科 土屋産婦人科
関口由紀さん
52歳・泌尿器科 女性医療クリニックLUNA
「免疫力を上げる効果のある補中益気湯を1日2包飲んでいます。疲労回復、病後にも有効です」(土屋眞弓先生)
「補中益気湯と牛車腎気丸を、1日量の3分の1で飲んでいます。牛車腎気丸には、体力をつけ、老化を予防する作用があります」(関口由紀先生)
撮影/ケビン・チャン
スタイリスト/森ゆう子
取材・原文/上田恵子