夏の疲れが出る9月。暑さに加えて猛威をふるうコロナウイルスの影響もあり、たくさんの方がストレスを感じているかと思います。そこで、今回は疲労回復成分もあり、ミネラル豊富なレバー(肝臓)と走りのレンコンを使ったコクのある炒め物をご紹介します。
レバーとレンコンの酢醤油炒め
レバーには私たちの身体に必要な必須ミネラルのひとつ、鉄分が多く含まれています。健康な血液に欠かせないのはご存知の通り。また亜鉛も含まれていて、免疫機能を活性化させる効果があるそう。
さらにレバーにはビタミンも豊富で、中でも多く含まれているビタミンAは、抗酸化作用があり、肌のターンオーバーなど新陳代謝を促してくれます。さらに免疫力を高める働きもある、ぜひとりこみたい栄養素なのです。レバー、今こそ!ではないですか。
しかし、レバーのあの癖のある匂いが苦手な方もいるかもしれません。あの独特の匂い(臭み)は血と脂によるもの。実は水だけで行う手軽な下処理で、驚くほど臭みが抜け、美味しくなります。牛乳に浸して膜をつくるよりも効果的です。これまでダメだった方もぜひ試してみてください。調理はフライパン一つで。下処理もくわしくご紹介します。
材料 (2人分)
鶏レバー 150g
塩 小さじ1(下処理用)
れんこん 150g
植物油 大さじ1
塩 ふたつまみ(小さじ1/3)
酒 大さじ1
*醤油 大さじ1
*酢 大さじ1
*片栗粉 小さじ1
作り方
【レバーの下処理】
1.レバーはひと口大より少し大きめに切る。目立つ白い脂は切り取る。
2.水で洗って、ボウルに入れ完全にかぶる量の水を入れて5分置く。
2.いったん1の水を捨てて、新しい水をかぶるまで入れて、ボウルの中に流水プールを作るようなつもりで水をかきまわす(レバーに触れても、もちろんOK)血が塊で抜けてくる(抜けたあとは穴が開いています)。水をかえて、2、3回行う。目に見える血の塊は水の中で優しくふり洗いすると抜けます。
3.水をすててレバーをボウルに戻して塩をやさしくなじませる。そのまま2、3分おいて、きれいに洗い流す。
(ここまで下処理。)
【レバーとレンコンの酢醤油炒めの作り方】
1.レンコンは皮をむいて、ひと口大に切る。
2.フライパンに植物油をひいて、中火にかける。下処理して水気をふいたレバーと塩ふたつまみを入れて炒める。熱く表面が焼けてきたら、出てきたアクのような汁をペーパーで軽くふき取る。レンコンと酒を加えて、蓋をして、2,3分蒸し炒めする。
3.*の調味料をあわせて混ぜる。
4.蓋を取り、水分を飛ばすようにさらに炒めて、レバーに完全に火が入ったら、少し火を弱め、3を加えてからめ、全体にとろみがついたらできあがり。
※刻んだ貝割れをトッピングしました。お好みで、青紫蘇やパセリ、バジルなどでも。
簡単美味しい一品で、おうちごはんをより楽しく!