旬の桜エビとたけのこを使ってフライパンで炊くごはんをご紹介します。桜エビは日本国内では静岡・駿河湾、海外では唯一、台湾(主に屏東、東港を中心に)がよく知られています。
桜エビとたけのこのフライパンパエリア
ここ数年、水揚げ量が減っていると聞いて、以前、静岡で取材しました。日本中の料理人が信頼するサスエ前田魚店の前田尚毅さんは「年々駿河湾の中でも漁場が移ってきている。大切に守りたい」と話されていました。乱獲しないように春漁は3月中旬~6月初旬、秋漁は10月下旬~12月下旬と猟期が厳しく定められています。
その桜エビ、身が柔らかく、小さいけれどうま味がしっかりあり、香りもいいのが身上です。カルシウムが豊富なのはもちろん、あの赤い色は抗酸化力の強いアスタキサンチンです。
今回は乾燥させたものを使いますが、3月下旬から4月に向けて、釜揚げが手に入りやすくなったらそちらで。
やはり旬を迎える、食物繊維たっぷりのたけのこと合わせて楽しみましょう。
材料
米 2合
桜エビ(乾燥)30g
たけのこ 200g
菜の花 6本(50g)
卵 1個
植物油 小さじ2
水 360ml
酒 大さじ3
塩 小さじ2
作り方
1.たけのこは穂先を6切ほど、写真のように穂先らしい形を残して薄切りし、残りは1.5センチ角の薄切りにする。菜の花はザクザクと1センチ弱幅に切る。
2.サクラエビはざるに入れて熱湯をかけてさっと湯引きする。
3.フライパンに植物油を入れて、中火で2を炒める。香ばしい香りがしてきたら、小さく切ったほうのタケノコを加えて塩を入れざっくり炒め合わせる。
4.米を加えてさらに1分ほど炒め合わせたら、水、酒、を加えて蓋をして、弱火で7分ほど炊く。
5.蓋をあけてのこりのタケノコと菜の花を並べて再び蓋をして、4,5分炊く。
6.5の中央に卵を加えて、再び蓋をして2分炊いて、火を止めて2分ほど蒸らす。
※お好みの卵の硬さに、蒸らし時間で調整してください。
簡単美味しい一品で、おうちごはんをより楽しく!