酒粕と味噌で、ダブル発酵。トマトとだし昆布をベースにうまみたっぷりで、いいことづくめの味噌汁です。
トマトと酒粕の味噌汁
まず、だし昆布は常備しておくと、とても重宝します。
うまみ成分であるグルタミン酸が豊富なので、スープや煮物に1枚足すだけで、塩分を控えても満足度の高い仕上がりになります。
また、昆布に多く含まれているアルギン酸は塩分(ナトリウム)を効率よく体外に排出してくれ、高血圧や動脈硬化を予防する効果があると言われています。さらに、ビタミンB1やB2が多く含まれていて、疲労回復効果があるとも。 カルシウムが多く含まれているのも、50代女性にはありがたいところです。
今回ご紹介するレシピは、この昆布をベースに、同じくグルタミン酸が多く抗酸化作用もあるトマトを加え、酒粕と味噌で仕上げます。
酒粕はいいことずくめの発酵食品。免疫力をアップさせる効果があると言われ、動脈硬化の原因となる血栓を溶かす成分が含まれているとも。豊富な不溶性の食物繊維は腸内の余分な老廃物を排出し、 オリゴ糖は、腸内環境を整えてくれます。
私は勝手に、ダブル発酵の免疫力アップ味噌汁と呼んでいます。体調が不安定になりがちな季節の変わり目に、ぜひ。
材料 (作りやすい分量)
トマト:1個
豆腐:半丁
菜の花:7本(100g、同量のブロッコリー、キャベツでも良い)
水:400ml
酒粕:大さじ3
味噌:大さじ3
だし昆布:15g
作り方
1. トマトは1.5cm角位にざく切りにする。菜の花は2~3cmに切る。
2. 鍋に、水、だし昆布、トマトを入れてふたをして中火にかけ、沸いたら火を弱め、15分ほど煮る。
3. ②に、酒粕と味噌を加えて、とく。(お味噌によって味噌こしを使ってください。)
4. ③に豆腐を手で崩して加え、菜の花も加える。再び煮立ったら器に盛る。
簡単美味しい一品で、おうちごはんをより楽しく!