今回は簡単にできてバランスよくワインにも合う、1プレートの 1人分のメニューをご紹介します。
主役の一つはトマト。夏のイメージがありますが、これから5月に向けて最盛期を迎え、甘みの強いミニトマトも美味しくなります。
トマト&つまみミートボウル
抗酸化作用が期待できるトマトの栄養素として知られているのがリコピン。β-カロテンなどと同じカロテノイドの一種で、トマトの赤い色はこのリコピンの赤。
生活習慣病予防や老化抑制にも効果があると言われています。このほか、美肌効果や風邪予防に役立つビタミン C や塩分の排出を助けるカリウムも。
またトマトはうま味成分であるグルタミンが豊富です。今回は水分を飛ばしながら焼くことで、うま味、甘み、増し増しでいただきます。リコピンは、比較的熱に強く、油分と一緒に調理することで、体に吸収されやすくなるそうです。
もうひとつの主役はひき肉。手で少し丸めながら、ミートボールをイメージしてフライパンに加えていくことで、食べ応えのある、肉肉しい仕上がりに。
綺麗な丸型にする必要はありません。ただひき肉を写真のようにひとつまみ、つまむようにして入れていけばOKです。
ひき肉を入れたらしばらくそのまま焼いて、コロコロとした状態で火を入れます。
新しい食感のつまみミートボウル、パスタにも合いますが、私はごはんに合わせるのが好き。胡椒をたっぷりめに振って、どうぞ。
材料 (1人分)
ミニトマト:20個(小さいもの)
ひき肉(合いびき肉):100g
バター:15g
植物油:小さじ1
塩:ひとつまみ
ごはん:お好みの量(180g~200g)
パセリのみじん切りなど:適宜
作り方
1. トマトはへたをとって、植物油を引いたフライパンに並べ中火にかけて焼く。
3. ②にひき肉を指でつまむようにして、小さな塊を作り、そっと加える。塩をふり、しばらくあまり混ぜずに焼く。
4. ひき肉におおむね火が入ったら、全体をさっくりと混ぜながら焼き、胡椒をふって仕上げる。
5.ごはんを器に盛り、その横にたっぷり添え、パセリなどをちらす。
簡単美味しい一品で、おうちごはんをより楽しく!