立春をすぎましたが、まだまだ寒い日々です。
寒い中、家に帰って、ささっとつくってほっとできる、温かな一皿をご紹介します。
トマト肉豆腐
この時期、やや水っぽいトマトを、だしがわりに使います。
トマトには旨み成分であるグルタミン酸がたっぷり。優しい酸味もあり、赤は目にも麗しく、食欲を刺激してくれます。
またトマトと言えばリコピン。リコピンはトマトの赤を作り出す色素で、抗酸化作用があることで知られています。つまり、「活性酸素」の発生を抑えてくれるということ。
活性酸素は私たちの体に必要なものではありますが、増え過ぎると老化や免疫機能の低下の原因になると言われています。
シミやシワ、たるみ、くすみなどを引き起こす要素の1つとも。
リコピンは活性酸素による、うれしくない影響を防いでくれるのです。
このリコピン、トマトを加熱して食べた方が吸収率が高まります。この料理ではまずトマトをじっくり加熱します。
今回は牛の切り落としを使いましたが、細切れでも美味しくできます。
細切れは硬くなりがちですが、片栗粉を揉み込むことで、柔らかく仕上がります。全体もまとまり、つるんと食べやすい肉豆腐に。
また豚で作るのもおすすめです。シシトウや、スナップえんどうなどを、出来上がる直前に鍋に入れ、彩りに添えました。
材料(2人分)
牛切り落とし肉:150g
醤油:小さじ1
豆腐:200g(2/3丁程)
トマト:2個
シシトウ:適宜
★酒:大さじ2
★水:大さじ1
★塩:小さじ1/4
☆醤油:大さじ1
☆みりん:大さじ1
作り方
1 牛肉に、醤油小さじ1をもみこむ。トマトは2cm角のざく切りにし、鍋に入れる。豆腐は、6等分に切る。
2 トマトが入った鍋に、★を入れて、蓋をして、トマトが煮崩れるまでまで、中火で4、5分煮る。トマトがぐちゃっと煮崩れ水分が出ている状態まで、先に煮るのがポイント。
3 豆腐を加え、☆を加え、再び沸くまで加熱する。
4 鍋に加える直前に牛肉に片栗粉を揉み込み、鍋に加え、火を弱め蓋をして、さらに3、4分煮る。
5 牛肉に火が入ったら、出来上がる直前にシシトウを鍋に入れ、全体をざっくり優しく混ぜて仕上げ、皿に盛る。
簡単美味しい一品で、おうちごはんをより楽しく!