今日は高知県の特産品、しょうがを使った「万能おかずしょうが」をご紹介しましょう。
みなさんは高知県というと、何を思い浮かべるでしょうか? 今は朝ドラ「あんぱん」?特産品としてはカツオが有名ですね。
また、高知県は「南国土佐」と呼ばれるくらい年間を通して暖かな気候で、品質の高い野菜・果物の産地としても知られています。
なかでもしょうがは生産量日本一。ご存じでしたでしょうか?
しょうがの生育には高温多湿な気候が適しており、インドや中国、ネパール、タイなどで栽培が盛んです。
日本においては生産量のおよそ4割を占めるのが高知県だとか。高知県は年間日照量も降雨量も全国トップクラス。しょうがの栽培にはうってつけの場所なのです。
そんな名産地、高知のしょうがは香りが強く辛みはマイルド。
しょうが独特の爽やかな風味とピリッとした辛味はさまざまな料理をよりおいしくしてくれます。肉や魚の臭みを消して旨味を引き出す効果があるので、煮魚や肉料理のたれに使ったり、野菜の炒め物に加えたり。豆腐や麺の薬味としても多く用いられますね。
また、健康効果の高い食材としても人気。特に、血流を促進して体を温める効果があることで知られています。
体を温める働きをするのは、生のしょうがに多く含まれる「ジンゲロール」や、加熱したり乾燥させたりすることでジンゲロールから変化した「ショウガオール」という成分ですが、この2つにはちょっとした違いがあります。
ジンゲロールは血流をよくして末端へ血液を届けるとともに、発汗を促す効果もあります。汗は体温を下げる働きがあるため、ジンゲロールをとりすぎると、発汗によって冷えてしまうこともあるのだとか。
一方、ショウガオールは、胃腸の働きをよくして体を内側から温めてくれるので、より温活効果が高いといわれています。
そして、血流がよくなると、肌に栄養が行き渡りやすくなるので、顔色が明るくなる、肌の調子が整うといった効果も期待できそうです。
また、しょうがは抗酸化作用を持つ成分を含みます。抗酸化作用とは、ご存じのように体の老化を促進する活性酸素を抑制する働きがあるので、肌の老化予防に役立ちます。
そんな美容と健康にうれしい成分を含むしょうがを、手軽に毎日食べられるのが『万能おかずしょうが』です。高知の方からいただきました。
しょうゆなどで調味されていてこのまま食べられるので、忙しいときにも重宝します。
熱々ご飯にかけるだけでもおいしいですし、冷奴の薬味としてや、豚のしょうが焼き、野菜炒めなどにも使えてとても便利です。
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今回は、この「万能おかずしょうが」を使った「ミニトマトのジンジャー甘酢漬け」をご紹介しましょう。
ミニトマトのジンジャー甘酢漬け
【材料】
ミニトマト…10個
「万能おかずしょうが」…小さじ2
赤唐辛子…1本(輪切りにする)
ごま油…大さじ1
酢…大さじ2
砂糖…大さじ1
塩…少量
【作り方】
① ミニトマトは皮を湯むきする。
② ミニトマト以外の材料をすべて混ぜ合わせ、トマトを漬け込んで一晩おく。
しょうがの温活効果を取り入れるには、少量ずつ毎日コツコツとるのがポイント。そのままでも食べられて、料理にも大活躍の「万能おかずしょうが」で、今から梅雨や夏のクーラー冷えに備えて体を温めましょう。