入梅し雨模様が多くなりました。
そして、梅の季節です。この時期、梅仕事を楽しむ方も多いかと思います。青梅では、梅酒や梅シロップ、甘露煮やはちみつ漬、そして黄色く熟した南高梅で梅干し、また熟した梅での梅酒もシロップもまた別の趣でおいしいです。
今回は味付けに梅干しを使った一品。梅干しには食欲増進や疲労回復効果があると言われています。私はよく調味料として使いますが、塩味だけでなく、酸味だけでもなく、奥行きのある複雑な味わいをプラスしてくれます。
合わせるのはチンゲン菜。中国の華南地方が原産の野菜です。涼しい地域では6月、7月ごろ収穫シーズンを迎えます。癖がなくて食べやすく、抗酸化作用が期待できるβ-カロテンや、ビタミンC、カルシウムも豊富、そして葉の緑の部分と白い部分の食感のちがいも楽しめる野菜です。
今回は、白い部分は刻んで中央に巻き、葉の部分は豚肉と重ねて使います。
肉は少なめ、野菜が中心、ノンオイルで仕上げるヘルシーな肉巻きです。レンジで加熱調理するので栄養を逃がしにくく、チンゲン菜のシャキシャキ感を残しつつ、均一に火が入ります。
梅とチンゲン菜の豚肉巻き
材料
豚肩ロース(またはロース)薄切り肉 4枚
チンゲン菜 1かぶ(100g)
えのきだけ 1パック(小、100g)
梅干し(塩分8%のもの)2個
醤油 小さじ1/2
粒マスタード 適宜、お好みで
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作り方
① えのきだけは石突を取って、4つの小房にわける。チンゲン菜の白い部分は5mm幅に切る。
② チンゲン菜の緑の部分はそのまま使う、大きなものがあれば縦に半分にする。
③ 豚肉をひろげ、数か所切り目を入れ、梅干しの果肉をちぎりながら塗るように全体に乗せる。醤油を数適たらす(4枚で小さじ1/2)
④ 豚肉の上に、②のチンゲン菜をのせ、その上に①をのせて巻く。
⑤ 巻き終わりを下に耐熱皿に並べる。
⑥ ⑤にふわっとラップをかけ、600wの電子レンジで、5分加熱し、そのまま1分おく。お好みで粒マスタードを添える。
簡単美味しい一品で、おうちごはんをより楽しく!