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味噌汁の脱マンネリを目指して、専門店に助けを求めたら…

大滝美恵子

大滝美恵子

フードライター&エディター、ラジオコメンテーター。横浜生まれ。「Hanako」からスタートし、店取材を続けること20年。料理の基礎知識を身に付けたいと一念発起、27歳で渡仏。4年の滞在の間にパリ商工会議所運営のプロフェッショナル養成学校「フェランディ校」で料理を学び(…かなりの劣等生だったものの)、フランス国家調理師試験に合格。レストランはもちろん、ラーメンや丼メシ、スイーツの取材にも意欲を燃やし、身を削って(肥やして!?)食べ続ける毎日。

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前編でお伝えしたように自分の味噌汁に飽きが来てしまった私は、たまには劇的に味の違う味噌汁が飲みたいと、いつものスーパーマーケットではなく、専門店での味噌選びにチャレンジ中です。

 

オンライン販売でも買える中からコレという味を、「銀座 食医心方(しょくいしんほう) 佐野みそ」の店長・森絵美子さんに伺いました。

最近の人気はどんなタイプ?味噌汁にするならどんな具と?

 

「やや甘めの味噌が人気があります。糀がたっぷり入っていると甘口になりますね。甘すぎない、やや甘口くらいが人気です」。

 

おすすめとして、挙げてくれたのが「金亀子赤みそ」(中甘口)。

 

金亀子赤みそ」カップ入り260グラム625円(税込み)〜

 

●新潟産の最高級黄金もち米の麹をたっぷり使用。北海道産大粒大豆を長期熟成。もち米のこってりした甘みと大豆のしっかりした力強いうまみがあり、そのバランスが絶妙。昨年のオンライン販売で不動の人気No.1。

 

「これを使うだけでもみそ汁の味が変わりますが、肉や玉子、緑黄色野菜などの個性の強い具とぜひ合わせてみてください」。

 

他にも、甘口ながら甘すぎない秋田の「羽後みそ 深雪」や上品な甘さの岡山「美作みそ 大吟」などがおすすめとのこと。

個性的なみそ汁を作るなら、アレやコレが原料のみそ!?

「雑穀で作った十穀味噌や黒大豆の大和味噌など、変わった原料を使っているものはいかがでしょうか?」

 

驚いたのが、10種類の国産の雑穀で仕込んだ十穀味噌。水に浸したり、蒸す時間が異なるため、大豆、大麦、うるち米、黒米など10種類の雑穀を、1種類ずつ別々にこうじにする手のかけよう。

十穀味噌」カップ入り260グラム790円(税込み)〜

 

●10種類すべての国産の雑穀を天然熟成させている。ビタミン、ミネラル、アミノ酸、繊維質が豊富で、現代人に必要な栄養素がたっぷり。野性味溢れる中甘タイプ。

 

「野菜をたっぷり使った具だくさんの味噌汁がおすすめです。最後に残る雑穀も忘れずに召し上がってくださいね。野菜スティックにしてそのまま食べても美味しいです」

 

他のおすすめとして、丹波種黒大豆を米こうじで仕込んだ和歌山の「黒丹波大豆 紀伊みそ 大和」をあげてくれました。

味噌の使い方のアレンジってありますか?

「ドレッシングに使ってみてください。麦南予(麦味噌)、十穀味噌、大吟味噌がおすすめです。お酢とオリーブオイルがよく合います。クリームチーズを合わせてもいいですね。シチューなどのクリーム系の料理に西京味噌を入れると、味に奥行きがでます。デミグラスソース系の料理(ビーフシチューなど)には、八丁味噌を加えるととても濃厚なコクがプラスされます」

 

いつものメニューもちょっと加えるだけで新鮮な味になりそう。試してみたいですね。

オンラインショップで購入すれば楽ですが、外出自粛要請が解けたので、チャンスがあれば銀座店にも寄ってみたいと思っています。

 

味噌汁の味を変えてみようと思ったり、味噌の使い方の幅広さに気付けたことが、この自粛期間中の大きなギフトでした。

 

佐野みそオンラインストア

 

銀座 食医心方 佐野みそ

東京都中央区銀座1-13-15 ダイワロイネットホテル銀座1F

☎︎03-5579-5959

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