昨年のタピオカドリンクに続いて、いま、街中で続々と増えているのがバナナジュース専門店。ある飲食店サイトでチェックしたところ、7月に入って、確認できるだけでも都内に5つのバナナジュース専門店がオープンしています。
私のおすすめは4月に靖国神社近くにオープンした「BJT(ビージェイティー)」。
1月に日本橋にオープンした「BANANA JUICE TOKYO」の姉妹店です。
日本橋店のテーマは「バナナと牛乳にこだわった究極のバナナジュース」なのに対し、BJTは「品質のこだわりはもちろん、自分だけのカスタマイズバナナジュースが作れる」がコンセプト。
子供のように手間のかかるバナナたち
東京メトロ、都営線の九段下駅から靖国通りを上っていくと、少しわかりにくいのですが、ビルの2階に「BJT」はあります。ちらりと見える奥のストックにはバナナが山盛りに。
仕入れたバナナをジューサーにかけるだけかと思いきや、そんなに簡単ではないのがプロのお仕事。まず、店内でバナナを熟成させます。熱帯で育ったバナナは温度が低すぎると低温障害で皮が黒くなってしまうので、適切な温度管理が重要とのこと。業者から届くバナナは緑がかった黄色で、皮も固いのですが、温度、湿度を適切に熟成させると、皮の色は黄色が強くなり、表面には黒い斑点(シュガースポット)が現れます。
熟し過ぎず、ジュースにするのに丁度いい状態になったものをスタッフが見分けてセレクトします。「手間のかかる子たち」とスタッフが言うように、日々の綿密なチェックが欠かせません。
バナナジュースを自分好みにカスタマイズ
考えてみると、ひと口にバナナジュースといっても、「バナナの味の濃い目が好き」、「牛乳が苦手」、「ドロッとしているのは嫌い」など、自分の好みがありませんか?
「BJT」ではバナナの比率、ミルクの種類、トッピングをセレクトすることができ、その組み合わせは365パターン以上。1年間、毎日、違う味を楽しむことも可能なのです。
1 最初に決めるのはバナナの比率とサイズです。
オーソドックスな比率の「トロトロ」(Mサイズ380円)、ミルクが多めの「サラサラ」(Mサイズ380円)、バナナが多めの「ドロドロ」(Mサイズ430円)。それぞれLサイズもあります。
2 上記をベースに、次はミルクの種類を選びます。
牛乳(0円)、有機豆乳(プラス50円)、アーモンドミルク(プラス120円)、オーツミルク(プラス200円)など。
割りものの注目は今年、話題になりそうなオーツミルク(オーツ麦から作られる植物性ミルク)。また、果物や野菜のコールドプレスジュースを追加することもできます。
3 そして様々なトッピングを加えることもできます。
ごま、きなこ、チョコレート、ひまわりの種など(各プラス80円)、グラノーラ、ホイップクリーム、紅茶、はちみつなど(各プラス100円)、カカオニブ、ナッツ、炭、あんこなど(各プラス130円)、カシス、ピープロテイン、宇治金時、スピルリナ(各プラス200円)などで全26種類。
特に試してほしいのがスーパーフードの王様と言われる「スピルリナ」(60種類以上の栄養素を持つ藻の一種)。加熱処理をしていない生タイプを使うので、栄養価が高く、緑色になったバナナジュースはインパクト大!!
OurAge女子におすすめの組み合わせは?
3つのシチュエーションでおすすめの組み合わせを考えてもらいました。
例えば…
出社前や一日の始まりの午前中に飲むなら?
→「エネルギーチャージの1杯」(写真左)
ドロドロ、牛乳、グラノーラ(合計530円)
午後3時のおやつタイムに飲むなら?
→「甘さをとことん堪能する1杯」(写真中央)
トロトロ、オーツミルク、ホイップクリーム、チョコスプレー(合計760円)
会社帰り、晩御飯の前にちょこっと飲むなら?
→「お腹にそれほどたまらず、夕食の消化も助ける1杯」(写真右)
サラサラ、豆乳、炭、カカオニブ(合計670円)
この夏はバナナをより身近に、美味しく、楽しんでみてください。
BJT(ビージェイティー)
東京都千代田区九段南2-4-12 KUDANMINAMI TERRACE *テイクアウトのみ
☎︎03-6479-1781
営8時〜9時30分、11時30分〜19時、土・日曜、祝日11時〜17時
*値段は全て税込み