ボンジョルノ!こんにちは、水ソムリエ&水鑑定士の竹村和花です。
異様な拡大を続ける変異株の蔓延に、緊急事態宣言が長引いていますが、お変わりありませんか。 今日は、日本でも手軽に入手できるヨーロッパ各国で人気の暮らしのグッズをご紹介します。お家で過ごすことが感染リスクを下げ、一番の安心につながる今だからこそ、ご自宅でヨーロッパの暮らし時間を楽しんで頂けたらと思います。
<朝のイタリアを楽しむ ―音楽と珈琲と―>
イタリアの朝は、一杯のエスプレッソから始まります。
そしてキッチンやリビングにあるオーディオにスイッチを入れ、朝の時間が動き始めます。
人によって音楽の趣味は様々ですが、フィレンツェの町にはラジオから流れてくる音楽が風のようにあふれていました。 ダミ声のおじさんが歌うイタリアの演歌や、シャウトする女性シンガーの歌声。 単語を聞き取ったり、ニュースの定番フレーズを覚えたり、暮らしの記憶と共に残る朝の時間。
このイタリアの朝時間は、日本のキッチンでも意外と簡単に再現できます。
直火式エスプレッソマシーンを使って珈琲を入れ、インターネット・ラジオのスイッチを入れる。
町の記憶を呼び覚ましてくれるラジオの歌声。音楽の記憶。
スマホ・アプリの中には「TUNE IN」をはじめとするインターネット・ラジオがあり、手軽に現地の放送を聴くことができます。無料のライト版などもありますので、ぜひ試して頂ければと思います。
<ドイツ流に髪を染める ―カラーシャンプーで自然に―>
コロナの感染拡大が再燃し、一番困ったのが髪。 カットするだけならともかく、髪をカラーリングするにはどうしても2時間近い時間がかかってしまいます。
そこで。
日本のドラッグストアで探し当てたのが、ドイツのカラーシャンプーです。
人体への影響に関して、薬品への制限が厳しいドイツ。
発色はゆるやかで、シャンプー時に毎回使用して、白髪が目立たなくなるのは5‐6回使用してから。それでも1本使い切った頃に淡い色目が付きます。 1回で、早くきれいに発色させたい!という方には向かないかも知れません。 でも、自宅時間で刺激の少ない成分で白髪を目立たなくしたい方にはおすすめです。
<フランス流に香りを楽しむ ―花々とフレグランスと―>
小さくても、可愛くて、繊細で、手の込んだものが大好き。 フランス人は命をかけてでも美しいものを守ろうとする、そんな人生の美学すら感じるのが、フランスの暮らし文化です。
田舎暮らしでも、パリやリヨンといった都心部での暮らしでも、共通しているのが花のある暮らし。
日本の一般的な家庭で家中を花で飾ることは難しいですが、一凛の花を生けるだけでもお部屋が華やぎます。
そして、もう一つ。
生花と合わせてフランスのフレグランス文化を楽しんでみるのもおすすめです。
気分を上げてくれる花々とフレグランスのコラボレーションでは、ヨーロッパでも絶大な人気を誇るL’OCCITANE。
香水は苦手という方でも、L’OCCITANEのピオニーやヴァーベナはトップノートが柔らかく、爽やかで親しみやすいように思います。
スカーフやストゥールにほんのひと振りするだけで、気分が上がります。
<バスタイムに楽しむドイツ ―クナイプでリラックス―>
最後にご紹介するのは、1日の終わりに疲れを癒してくれる入浴剤です。
クナイプは、19世紀末にセバスチャン・クナイプ神父が、人の心とカラダの全体を捉えて、自然治癒力を高める療法を研究し、確立してきたホリスティック理論に基づいて開発されたケア用品を販売するブランドです。ドイツ国内でも、一般的な入浴剤に比べお値段は高めですが、天然由来にこだわった商品づくりに定評があり、イヤー・プラッツやミュラー、dmといったコンビニエンスストアから百貨店にまで並ぶ人気のブランドです。
クナイプ神父の理論は、ヨーロッパの水治療法・アクアセラピーの一端を占めるもので、現在の日本の温泉入浴の理論にも広く取り入れられています。
比較的ぬるめの温度で5-10分間入浴し、心とカラダをリラックスさせるクナイプ流の入浴法と合わせて、クナイプ・ブランドの入浴剤でゆったりとしたバスタイムを楽しんでみてはいかがでしょうか