美容の味方&手軽に食べられる「だけじゃない」! キウイの美味しさと色は、料理でさらに生かされる
日本で、12月からが旬のフルーツって、何でしょう?
実は、国産のキウイフルーツ(以下、「キウイ」と略)が、そうなんです! 実は12月から5月にかけては国産のものが出回ると知って驚きました。意外と耐寒性のある植物なのですね。
とはいえ輸入物も多く、1年中出回っているキウイ。ビタミンCがとっても豊富で、カリウムと食物繊維も多く含んでいますので、食生活にうまく取り入れたいものです。ニューヨークでも、緑のキウイは一年中手に入ります。アメリカでは、オーガニックのキウイはちょっと高くなりますが、オーガニックでなければ、3つで1ドルあるいは2ドル。気軽に買える嬉しいフルーツです。
11月のごく限られた時期には、ハーディ・キウイと名付けられた小さなキウイも、ファーマーズマーケットにありました。これは、おやつ代わりにこのまま食べる感じです。あまり日持ちしないのですが、甘みと酸味のバランスがよく、美味しかったです。
ファーマーズマーケットでも珍しい小さなキウイ。一度は買って損がない美味しさです
キウイは色がきれいですので、クリスマスが近づく今の時期、お洒落に取り入れられたらいいですよね。でもキウイをおかず系の料理に取り入れて、なおかつ見た目お洒落にするには、ちょっとコツがいると思います。ここでは色と味が合う食材を組み合わせたメニューをご紹介しましょう。今回は3点とも、ヴィーガンの方でも楽しめるメニューをご用意しています。
シックな色味が美しい、ヴィーガンのフィンガーフード。意外性のある組み合わせがまた美味しい
チコリ―に具を入れたフィンガーフードは、ブルーベリーとバジルを組み合わせたら、グリーンの濃淡が美しい1品になりました。シンプルですが、余計なものがない美味しさがあり、バジルが必須というくらい、いい仕事してくれています。キウイはたんぱく質を分解する酵素を特に多く含んでいますので、食事の最初にこうしたアペタイザーをいただくことは、美容食の観点からとても効果が期待できます。
バジルは下に敷きました。千切りにして上に散らしてもいいですね
2種の果物の酸味のハーモニーを、クリームチーズが引き立てる、かわいいピンチョス
キウイを使ったこんなピンチョスも、クリスマスシーズンにいかがでしょう。
クリームチーズは大さじ1くらいをとって丸め、フードプロセッサーで細かくしたピスタチオをまぶしました。そこにキウイとブラックベリーを合わせて、串で刺しています。ここでは乳製品なしのクリームチーズを使ったので、ビーガンの方にもお出しできます。もちろん、普通のクリームチーズもあいます。チーズの量はお好みで加減してくださいね。
果物それぞれの酸味がクリーミーなチーズに合います。ピンチョスは垂直に立ててサーブされることが多いのですが、チーズがソフトなので立てられないのが残念。それでも見た目は可愛いですよね!
サラダにもキウイ! キヌアのサラダなら、ミネラルもビタミンも繊維もさらに増して、しかも美味!
キヌアのサラダにキウイを入れるのもお勧めです。
1~2人分の場合、キヌアはカップ1/3をよく洗い、倍の量の水と共に小鍋に入れて蓋をして中火にかけます。沸騰してきたら弱火にし、約20分くらい、水気がなくなるまで炊いて火を止め、5分くらい蒸らします。蓋を開けてボウルにあけ、熱いうちに塩胡椒各小さじ1/2,オリーブオイルとバルサミコビネガー各大さじ3/4を入れて全体を混ぜます。
そこにフードプロセッサーで細かくした胡桃大さじ3を加えて、全体を混ぜてから、食べやすい大きさに切ったキウイとプチトマト、ブルーベリーを適量加えて混ぜ、最後にバジルの千切りを加えてさっと混ぜて出来上がり。
ここでは緑のキウイよりも甘みがあってビタミンCをさらに多く含むゴールデンキウイを使いました。キヌアがまぶされたキウイ、口の中で柔らかくとろけて、何とも言えず美味しかったです。サラダとしても、肉料理や魚料理の付け合わせにも向くと思います。
栄養価は満点。しかも、目新しくて、彩りもクリスマス向きの、フルーティーなサラダです