ビタミンA、C、K、もちろん繊維やタンパク質も豊富なうえに、甘くて美味しい、ナイスなやつ!
夏にかけて多く出回る野菜の1つに、スナップエンドウがあります。
自然な甘みと食べ応えが嬉しいスナップエンドウ。きぬさやよりふっくらとした厚みがあり、甘くて美味しいですよね!
そら豆やグリーンピースと違って、サヤごと食べられますから、手間も少なく、繊維分もとれて、いいことづくめ。
そうしたこともあり、この手の豆類の中で、私が一番好きなのが、実はスナップエンドウ! アメリカでは一般的に、「シュガー・スナップ・ピー」と呼ばれています。やはり甘みがポイントなんですね!
ファーマーズマーケットでもスーパーマーケットでも、人気のスナップエンドウですが、実際どういうふうに食べているかというと、多くの方は、サラダの具の1つ、炒め物の具の1つとして、彩りに使うことが多いのではないでしょうか。
スナップエンドウが主役の料理ってあまり見ないのですが、スナップエンドウはビタミンCを多く含んでいますし、肌と粘膜を健康に保つベータカロテン(ビタミンA)、食物繊維、カルシウムを骨に取り込むのを手助けするビタミンKも含んでいます。美味しくて栄養価も高いスナップエンドウ、彩りの1つとしてだけでなく、もっと活用したいところです!
ソテーで食べれば吸収率もアップ! 15秒茹でたらアレンジ自在な美味しい栄養食♪
ベータカロテンとビタミンKは脂溶性なので、油と一緒に食べると体内への吸収がアップするとか。そこで、簡単で美味しい、新感覚のスナップエンドウのソテーをご紹介します。もう1品ほしい!という時にご活用いただけましたら嬉しいです。
若葉の季節にピッタリの、鮮やかなグリーンに心もウキウキ!
3品とも、まずスナップエンドウの筋をとり、塩を入れたお湯でさっと茹でてザルにとり、水をかけて水気をとっておいてから炒めます。茹で時間は15秒程度です。
まずはこちら。みじん切りにした玉ねぎとフードプロセッサーで粗く砕いたカシューナッツを合わせました。
フライパンにオリーブオイル少々を入れて中火にかけ、玉ねぎを透き通るまで炒めます。カシューナッツを加えてさらに炒め、塩胡椒とレモン汁で味付けます。それから、茹でたスナップエンドウを投入して、全体を混ぜたらできあがり。このレモン味の玉ねぎとカシューナッツのミックス炒め、かなり美味しくてお勧めです!
玉ねぎとカシューナッツのミックス炒め、蒸し鶏にかけても美味しかったです!
意外! キムチとあわせると爽やかピリ辛、しかも味付けいらずの時短メニューに。
キムチとの相性も良いんです! キムチはざっと千切りにします。フライパンにごま油少々入れて火にかけ、茹でたスナップエンドウをさっと炒め、そこにキムチを加えてさっと炒めて出来上がり! 味付けがいらないのが楽で、しかも美味しい!
スナップエンドウの甘みがキムチの辛さを抑えてくれて、期待以上にいいコンビでした!
簡単に美味さがアップするマヨネーズソテーで、コクのあるエスニック風味に!
オイルではなく、マヨネーズでソテーするのも一案です。スナップエンドウ1つかみ分に対し、マヨネーズ小さじ1/2~2/3、カレー粉は小さじ4分の1、ターメリック2ふりくらいが目安です。
スナップエンドウだけでもいいのですが、ニンジンが少し入った方がきれいなので、スナップエンドウを茹でる時にニンジンの千切りも一緒にさっと茹でてざるにとり、水をかけておきました。マヨネーズにカレー粉とターメリックを混ぜ、フライパンに入れます。中火にかけてスナップエンドウとニンジンを加え、さっと炒めます。最後に塩胡椒で味を調えましょう。ちょっぴりエスニック感覚のソテーになりました。
マヨネーズソテーは、風味づけでいろんな味わいが楽しめますので、ぜひいろんな味付けにトライしてみては?
栄養も味も、季節感も、すべてを満たすスナップエンドウ、ぜひ重要な副菜、またはメインも絡めた美味しいトッピングとして、バリエーションをお楽しみください!