ほぼ完熟をカットして冷蔵庫保存。サッと調理すると新しい美味しさが!
トロピカルフルーツの王様ともいえるパイナップルは、暑い夏にピッタリ! ここニューヨークでも、パイナップルはほぼ輸入品。産地はいろいろですが、最近、近所のスーパーマーケットで買ったコスタリカ産のパイナップルを食べたら、とっても甘くて美味しかったです! 値段も1つ2ドル台から3ドル台と、手頃で嬉しいです。日本では、国産を含めていろいろな種類が出回ると思いますが、みなさんのお気に入りはどちら産でしょう?
大きさはまちまちですが、どれも同じ値段。大きいと重くて持って帰るのがちょっと大変ですが、やはり大きめのものに手がのびます(笑)
生のパイナップルは、ビタミンCがとっても豊富! 体内の有害物質を吸着して排出する食物繊維、むくみを解消するカリウム、血圧を調整し筋収縮に関与するマグネシウムも多く含んでいます。また、パイナップルはブロメラインという酵素を含んでいて、この酵素は抗炎症効果があり、消化を助け、免疫を強くしてくれる働きがあるとか。しかも甘いわりにはカロリーは低め! メリットがたくさんあるフルーツなのです。
私は、パイナップルを丸ごと買う時は、底のにおいをかいで、なるべく甘いにおいが強いものを買うようにしています。
息子が小さい時は、スーパーマーケットでそれをやっていると、「そんなことしてるのママだけだよ!恥ずかしい。やめて!」って嫌がられたものですが(苦笑)、やっぱりなるべく甘いのを買いたいですよね!
パイナップルは収穫後は追熟しないそうなので、売り場にあるものでよく熟したものをしっかり選ぶのが大事なのです。
そして買ってきたら葉っぱと皮、芯を切り落として、使いやすい大きさに切ってタッパーに入れておきます。ちょっと甘いものが欲しい時にいくつかつまんだり、料理に入れたり、とっても重宝しています。そんな私が丸ごと買ったパイナップルを美味しく食べ切るときの、お勧めパイナップル料理レシピを3品ご紹介しますね。前菜、メイン、デザートと、パイナップルでフルコースになってしまうラインナップです。
アボカドが合う! パイナップルのさわやかサラダ
ビタミンCと酵素を効率よくとるには、やはり火を通さない「生」で食べるのが一番! パイナップルにいくつかの野菜を合わせたサラダがお勧めです。ここではアボカドやプチトマト、紫玉ねぎと和えて、ハラペーニョやパクチーでアクセントを加えたコンビネーションに。
アボカドはひと口大にカットします。ちょっと間があいてしまう時は、レモン汁をかけて変色を抑えましょう。
半分に切ったプチトマト、みじん切りにした紫たまねぎとハラペーニョ、パクチーを合わせました。紫たまねぎは少し水にさらしてから、水気をきって他の食材と混ぜます。。味付けは塩胡椒とオリーブオイル、ホワイトバルサミコビネガーを使いました。
ピリっと辛い紫たまねぎとハラペーニョが、パイナップルの甘みを抑えて、さわやかなサラダに仕上げてくれます。さらに、パイナップルとアボカドの組み合わせが意外に合う! トマトはなかったらパスしてもいいですが、アボカドはマスト。是非入れてほしいです!
パイナップルとアボカド、ハラペーニョの異なる味と食感のミックスが絶妙です
タイ料理の“パイナップルのチャーハン” も、自家製で。フレッシュな具材の組み合わせが楽しくて美味しい
ニューヨークに住み始めて食べるようになった料理の1つに、パイナップルフライドライス、つまりパイナップル入りのチャーハンがあります。タイ料理のレストランに行くと、何回かに1回は注文するお気に入り。家でも時々つくりますが、簡単で美味しく出来ます。
まず、ココナッツオイルで海老を色が変わる程度に両面焼いて、鍋から取り出します。そこにみじん切りにしたニンニクを入れて、香りが出てきたらみじん切りの玉ねぎを加え、玉ねぎが透き通るまで炒めます。炊いたバスマティライスを加えてさらに炒めます。塩胡椒、オイスターソース大さじ1、ナンプラー大さじ1/2、醤油小さじ1/2(これらの分量は1人分目安です)を加えて全体に味がゆきわたったら海老を戻し、細かく切った赤パプリカ、小さめに切ったパイナップルを加えて1分くらい炒め、最後にパクチーの半量を加えてすぐに火を止め、ライム汁をかけます。ライム汁が手に入らなければ、レモン汁で代用してください。でも、できたらライム汁がお勧めです!
お皿に盛り付けたら、残りのパクチーを上に飾ってできあがり。ココナッツオイルがなければ、ベジタブルオイル(日本ではサラダオイル、と言われる、クセのない混合の植物性オイル)で構いません。バスマティライスの代わりにジャスミンライスでもいいと思います。お米を炊く時の水加減は袋に書いてある分量に従っていただければと思いますが、私が使ったバスマティライスの袋には、カップ1のお米に対し、水は1・5カップ、とありました。
具はお好みで。海老の代わりにチキンや豚肉でもいいと思います。赤いパプリカ、緑のコリアンダーをたっぷり使うと、パイナップルとの色と味のハーモニーがますます良くなります
うっとりする、極上の美味しさ。シナモンが香り立つ、パイナップルのグリル
最後はデザート! シナモン風味のグリルドパイナップルです。パイナップルは皮を切り落とし、やや厚めの輪切りにして、芯をくり抜きます。シナモンを両面全体にゆきわたるようにかけ、その半量のナツメグも同様にかけます。グリルパンまたはフライパンを熱くしたら、オリーブオイルをうすくしき、そこにパイナップルをおいて、ハチミツを全体に少しずついきわたるようにかけます。2分焼いたらひっくり返して、もう2分焼いて完成。
温かいまま、すぐにいただくと、もう極上の美味しさ! ヘルシーなおやつにピッタリではないでしょうか? 私はからだを冷やすものをなるべくとらないようにしていますので、アイスクリームはめったに食べないのですが、ここにバニラアイスクリームを添えて、ミントの葉っぱなど飾ったら、美味しくてお洒落なデザートになりそう! とも思いました。
砂糖や小麦粉入りのデザートよりずっとヘルシー! 是非お試しください