〔月曜日 夜ごはん〕
〔シャケと牛蒡の炊き込みご飯、パプリカとさつま揚げのバジル炒め、蒸しナス、味玉、パイナップル〕
「愛読書のよしながふみさんのコミック『きのう何食べた?』の史郎さんのメニューにあった「シャケと牛蒡の炊き込みご飯」をメインに、パプリカとさつま揚げのバジル炒め、蒸しナス、味玉、デザートにパインでお夕飯です。
よしなが先生の漫画『大奥』の医学監修を務めさせていただいていたのがご縁で、史郎さんと賢二の物語にはまっています。
夏野菜の美味しいこの時期、ナスやパプリカは毎日でも食べたいです。
鉢に種を蒔いたバジルも元気よくこんもりと育って、いろいろな素材のバジル炒めに大活躍です。
ハーブを育てるのは、50代くらいからやっています。
ほかにはサラダ用のルッコラなども育てています。
芽が出て大きくなって、食べられるって、こちらも元気が出ますね。
牛蒡やパインは繊維質が摂れますし美味しいので、よく食べます。
そういえば私のつくる豚汁は牛蒡と大根がいっぱい入っていますね。
豚汁は秋以降にうちの食卓によく登場するメニューです。」
〔火曜日 夜ごはん〕
〔餃子、夏野菜の揚げびたし、もやしのナムル、ゆで卵、鶏おこわ〕
「私の勤める白鴎大学は栃木県小山市にあります。
栃木と言ったら、餃子。
今日は、餃子を作ってみました。
『きのう何食べた?』にも餃子パーティーをやるシーンがありますが、餃子の餡を皮に包んでいく作業は、無心に一生懸命やる感じで仕事の締め切りも忘れます(すみません、編集者の方々)。
いっぱいできますから、達成感も満載です。
夏野菜の揚げびたし、もやしのナムルで野菜を食べて、ゆで卵で蛋白質を強化しています。
ご飯は手軽に冷凍鶏おこわをチンしました。
大葉もベランダの鉢植えで育てています。
餃子に入れると、また一味違った大葉餃子ができます。
手作りですと、気分でチーズ入り餃子やキムチ入り餃子とバリエーションも増やせますね」
〔水曜日 昼ごはん〕
〔チキンライスにスクランブルエッグをのせたオムライス、サラダ、スープ、かき氷〕
「白鴎大学硬式野球部は、2023年春季リーグで全国ベスト4入りの快挙を達成しました。
神宮球場で応援して、すっかり私も日焼け(ちょっと自慢の神宮焼け)をしました。
私は野球部員のお母さん的な立場で関わっているのですが、今年の尋常じゃない暑さに「熱中症予防!」でかき氷機を8台差し入れしました。
シロップもイチゴ、レモン、メロン、ブルーハワイ、キウイ、林檎、抹茶、ハチミツ、ブルーベリーなど13種を合計25リットル差し入れ!
練乳の大チューブもつけて!
これで1カ月は持つかな?と思います。
部員は約90人で全寮制。
全員が大学の前にある寮で生活をしながら、練習と勉強の両方を頑張っています。
実はこのかき氷機の差し入れは、「かき氷機を買ってやってください!」と食事のまかないを担当している方(私と同世代の女性)の発案。
思わず「なるほど!」と即実行にうつしました。
まずは、学生さんと作って試食、味見してみましたが、なかなか美味しい!楽しい!
ちょうど昼食の時間でしたので、「先生、どうぞ」と私にまで野球部賄い飯を出してくださいました。
ありがたやーです。
本日の白鴎大学野球部の昼食は、チキンライスにスクランブルエッグをのせたオムライス。
サラダにスープも付いています。
チキンライスの鶏肉がふっくら美味しい!
甘酸っぱいケチャップ味って、やはり普遍的な旨さですね。
今日は、この昼食だけで、還暦の私はお腹いっぱい、夕飯は不要でした」
〔木曜日 夜ごはん〕
〔スパイスチキンカレー 目玉焼き添え、夏野菜のピクルス、娘が焼いてくれたクッキー〕
「尾崎豊の『クッキー』という曲を聴いて、娘がクッキーを焼いてくれました。
抹茶クッキーもプレーン味のムーミンの型のクッキーもすごく美味しかったです。
暑さの克服にはスパイスカレー!
市販のルーを使わないで、スパイスを何種も調合したオリジナルの辛めのカレーです。
野菜はすりおろして、チキンはたっぷり、目玉焼きも添えて。
ここでも大葉をトッピング!
夏野菜のピクルスは作り置きもできます。
お酢、砂糖、オリーブオイルにつけるだけです」
〔土曜日 夜ごはん〕
〔鯖缶とブロッコリーのぺペロンチーノ、茄子とピーマンの味噌炒め、カボチャのそぼろ煮、焼きとうもろこし、ピクルス、葡萄とチーズのサラダ、味玉〕
「今日は夏野菜満載で夕飯づくりです。
鯖缶は買い置きしています。
鯖は体にも良いですし、中高年の見方です。
夏野菜のピクルスは常備菜として、冷蔵庫に作り置きしています。
地場産の朝採れトウモロコシが安く豊富に店頭に並ぶようになりました。
そのまま一本、かぶりついてもいいのですが、器に盛って一品にしたのは、「副菜を作る!」ことに憑りつかれているから?なのかもしれません。
お気づきの方もおられるかもしれませんが、食器の多くが相撲関係のものです。
相撲部屋から頂いたものや国技館で販売されているお皿たちです。
私は相撲好きで部屋の後援会にも入っていたり、国技館にもよく参りますので」
〔日曜日 ブランチ〕
〔林檎、桃、無花果、ヤマモモ、ビワ〕
「これらの果物は自宅の庭に実ったものです。
そんな季節になったなあと旬を感じながら、果物三昧のブランチです。
実はこの日は締め切りで、朝方まで原稿を書いて寝て、起きたらブランチの時間でした。
疲労回復にはビタミン補給です。
今日は午後から、ザ・ニュースペーパーさんの公演を記者の方と観に行きますから、パワーが欲しい。
自家製果物は甘過ぎず、野趣ある自然な味わいで、これはこれで好きです。
ヤマモモは、熟して、自然に落ちるくらいになったものが美味しいので、木の下にビニールを敷いておき、落ちてくるのを待って収穫しています。
ザ・ニュースペーパーさんの公演は圧巻でした。
公演終了後は、日刊スポーツの記者の方と、お夕飯を食べて帰宅。
明日からまた仕事が忙しいので、いい気分転換をさせていただきました」
〈ごはんを見せてくれた人・岡田晴恵さん〉
白鷗大学教育学部教授。専門分野は感染症学、公衆衛生学、児童文学。
共立薬化大学大学院を修了後、順天堂大学にて医学博士、国立感染症研究所などを経て、現在、白鷗大学で教授を務めている。
感染症対策の専門家として、テレビやラジオへの出演、専門書から絵本、小説などの執筆活動を通して、新型コロナウイルスを始めとする感染症対策に関する情報を発信している。
★最新刊、『感染症・微生物学講義 人類の歴史は疫病とともにあった』(小学館新書)が大好評発売中!