食物繊維、カリウム、マグネシウム、鉄…実は栄養豊富なデーツ
この連載を読んでくださっているOurAgeの読者の皆様、新年の幕開けはいかがでしたでしょうか。今年もどうぞよろしくお願いいたします。
今年もやりたいこと、行きたいところ、たくさんあります!
それを実現するには、まずは健康第一!
今年は今まで以上に健康的な食生活を目指したいと思います。
そこで2024年1月の食材に、デーツ(なつめやし)を選びました。
冬の間はファーマーズマーケットに行っても、買える野菜は限られています。
逆に言えば、乾物系食材を見直す良い機会!
デーツは便通を整える食物繊維、むくみを改善するカリウム、骨や歯の形成及び神経や筋肉の正常な機能に役立つマグネシウム、たんぱく質の代謝に不可欠なビタミンB6,コラーゲンを生成する栄養素の1つである鉄を多く含んでいます。
甘くねっとりした味と食感が特徴で、そのままおやつ代わりに食べてももちろんいいのですが、料理にもうまく生かしてたくさんの栄養を享受したいものです!
冬の間は特にからだを冷やさないことが病気を寄せつけない1つのポイントなので、3品中2品はからだを温める調理法と食材を意識して加えました。
すべてビーガンですので、いろいろな方に召し上がっていただけます!
スタッフトデーツ
デーツに詰め物をした、おしゃれなフィンガーフードです!
詰めたのはアボカドディップ。熟したアボカドをつぶし、塩胡椒とレモン汁、オリーブオイル少々を混ぜます。それを縦半分に切ったデーツに詰めます。フードプロセッサーで細かく砕いたピスタチオを広げてアボカドを詰めた面を軽くのせたら、ピスタチオがくっつきます。ここではアクセントとしてざくろも加えましたが、味的にはピスタチオだけで十分美味しいです。
もしもジャンボサイズのデーツが見つかったら、その方が詰めやすいです。
普通サイズのデーツの場合は、半分ではなく3分の2くらい使うようにすると詰めやすいです。このフィンガーフード、クリスマスパーティーでもご用意して、「甘さとしょっぱさが程よくミックスされて初体験の味覚」と好評でした!アボカドディップの色はやはり変わりやすいので、食べる直前に詰めることを、おすすめします。
ニンジンとデーツのホットサラダ
寒い冬は生野菜のサラダではなく、温サラダの方がからだが喜びます。
ニンジンとデーツ、異なる甘みのハーモニーでほっこりするサラダ。
見た目もきれいで、気分が上がります!
ニンジンはヘタをとり、皮をむき、食べやすい大きさに切って、ひたひたの水と共に鍋に入れ、柔らかく茹でます。ある程度柔らかくなったら、生姜汁とメープルシロップを加えてさらに煮汁がほぼなくなるくらいまで煮ます。汁気を切って、温かいうちにレモン汁少々、細長く切ったデーツ、粗く刻んだ胡桃を混ぜ、お皿に盛って、細かく刻んだミントをトッピングしました。ミントがなかったら、パセリでもいいと思います。
シナモン風味のりんごとデーツのデザート
おやつもなるべくヘルシーなものをいただきたいですよね。
リンゴとデーツの自然な甘みを生かした温かいデザートは、砂糖なしで十分甘いです。
シナモンを効かせてさらにからだを温めましょう!
リンゴはくし形に切って、ひたひたの水と共に鍋にかけ、柔らかく煮ます。煮えたら鍋から出して水気を切り、細長く切ったデーツと粗く刻んだ胡桃を加えて全体に混ぜます。お皿に盛ったら、シナモンを好みの量振りかけてできあがり。
本当にからだも心も癒されるデザートです!多めにつくっても、あっという間に食べ切ってしまいます。寒いうちにぜひお試しください。