花粉症の季節になりましたね!
鼻や喉の粘膜が痛みやすいことが気になります。
喉、鼻、消化器官などの粘膜の健康を保つ、といえばビタミンA!そのビタミンAを最も多く含む代表的野菜の1つはニンジンです。ニンジンはベータカロテンも非常に多く含みますが、ベータカロテンは体内で必要なだけビタミンAに転換されます。
ただビタミンAは脂溶性ビタミンで、生で食べても体内ではほとんど吸収されずに排出されてしまいます。加熱し、さらにオイルと合わせることが、体内への吸収をアップさせる上で欠かせません!花粉症シーズンを乗り切るためにニンジンを食べるなら、加熱してさらにオイルと合わせることが重要なんです。
今月は、そこに焦点を当てたニンジン料理のレパートリーを増やすお手伝いをしたいと思います。
トッピングでおしゃれに変化!ニンジンのロースト
春らしいきれいなトッピングで、よりおしゃれに盛り付けたニンジンのロースト。おもてなしにも使えて、なおかつとっても簡単なレシピです。
ニンジンは、ヘタをとってよく洗い、皮つきのまま2~3mmの厚さに斜め切りします。皮がない方がいい方はむいていただいてかまいませんが、私はファーマーズマーケットで買ったニンジンを使うので、皮もなるべく使います。
そのニンジンに塩胡椒とオリーブオイルをまぶして、クッキングシートかノンスティックのアルミホイルをしいたオーブントレイに、重ならないように並べます。摂氏210℃に熱したオーブンかオーブントースターで20分くらいローストします。
少しづつずらしながら皿に盛り付けたら、その上にフードプロセッサーで砕いたピスタチオを散らし、さらにマイクログリーンを散らしました。ファーマーズマーケットで繊細な感じのマイクログリーンが手に入ったので使いましたが、なければパセリを刻んだものでいいと思います。ローストして甘みが増したニンジン、おいしくて一気に食べてしまいました!
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ニンジンとカシューナッツのディップ
春らしい優しい色のディップに思わず笑みがこぼれます。
作りやすい量としては、カシューナッツ1/2カップを水に1時間以上つけておきます。その間、ニンジンを15cmくらい、皮をむいて7mmくらいの幅にスライスし、柔らかく蒸しておきます。フードプロセッサーに水気を切ったカシューナッツ、オリーブオイル小さじ3、ビネガー(私はアップルサイダービネガーを使いました)小さじ1、ニンニク1かけ、塩と胡椒各小さじ1/4、レモン汁小さじ1,粒マスタード小さじ1/2、カシューナッツのつけ汁(捨ててしまっていたら水でいいです)小さじ2、そして蒸しニンジンを入れて全体をよく混ぜてできあがり!野菜をスティック状に切って、それにつけていただきました。クラッカーやトーストにも合いそうです。
ニンジンのフリッター
おやつにもワインのお供にもなるフリッター!
ニンジンは長さ12cm分くらいをせん切りにします。ボウルに小麦粉大さじ3,卵大1個、塩胡椒とクミン各小さじ1/2くらいずつ入れて混ぜ、さらにせん切りにしたニンジンを入れて全体を混ぜます。ニンジンの水分で全体的に馴染む感じになると思いますが、卵の大きさにもよると思いますので、必要に応じて小さい卵を1つ加えたり、粉の量を加減して調整してみていただければと思います。
フライパンにオリーブオイルかアボカドオイルをしき、大さじ1杯分くらいの量をなるべく平らにしてフライパンに並べていきます。中火で焼いて、焦げ目がついたらひっくり返して反対側も焼き、中まで火が通ったらできあがり。
塩胡椒を少し多めにすれば、何かソースをつけなくても、そのままでおいしく食べられます。かき揚げでもよくニンジンを使うと思いますが、かき揚げよりずっと少ない油でできますので、よりヘルシー!多めにつくっておいて、小腹がすいた時に温めていただくのも一案です。