創業20周年を迎え、さらなる進化を続ける南青山「エイタブリッシュ」。前編では、ヴィーガンの先駆者的存在としての思いを伺いましたが、後編では今年4月にスタートしたスイーツブランド「8ablish SWEETS(エイタブリッシュ スイーツ)」を紹介します。
キャッチコピーは“UNIVERSAL SWEETS FOR EVERYONE”。子供から大人まで、さまざまな背景を持った人々が安心して口にできる”ユニバーサルスイーツ”を提案しています。
卵やバター、牛乳などの動物性食材や、精製された白砂糖、添加物は一切不使用。小麦や大麦、ライ麦やオーツ麦などを使用しないグルテンフリー。できる限りオーガニックにこだわり、農薬や化学肥料を使わず栽培された野菜や果物、米穀物を使う、など。
「それでお菓子が作れるの?」と素人は思わず口にしたくなりますが、店頭に並ぶガトーショコラや焼き菓子を見ると、そんな疑問は吹き飛びます。
「少ない材料で作るヴィーガンやグルテンフリーのお菓子なら、異なる国々や様々な環境下にあっても、たくさんの人々と『おいしい』を共有することができると思いました。また、忙しいドクターたちは机の引き出しに栄養補助食のお菓子を置いて、食事の代わりに摂ることもあると聞きました。それならできるだけ体に良い素材と栄養バランスに配慮したお菓子を作れば、人々の役に立てるのではと考えたのです」とエイタブリッシュの代表・川村明子さん。
オンラインで購入できるヴィーガン&グルテンフリーのスイーツ
「エイタブリッシュ スイーツ」は6月19日にオープンする「パーラー エイタブリッシュ」の店頭で、また、オンラインでもオーダーできます。
NATTY NUTS(ナッティナッツ)150g 2,484円〜(税込み)
ピーナッツとカシューナッツをオーガニックメープルシロップ、海塩でキャラメリゼした人気の定番商品。栄養が豊富で、ちょこっとつまめるハンディなおやつ。チョコレートとスパイシーのフレーバーが新登場。
スイートスティッキーミー&ピュアミスミー 3個入り各1,620円(税込み)
米粉で作ったサクサクのビスケットをオーガニックチョコレートでコーティングしたグルテンフリークッキー。スティッキーミーはナチュラルピーナッツパターとチョコ、ミスミーはココナッツミルク入りのホワイトチョコ&ラズベリー。
外国人へのお土産に推したいデザイン性に優れたクッキー
私のイチオシは何といってもこの米粉クッキー。松竹梅や富士山の形の可愛さがたまりません。海外渡航ができるようになったら、これをたくさんスーツケースに詰めて、外国のお友達に配る気、満々です。
やちよ 福 140g(各4枚×8種類) 各4,212円(税込み)
有機米粉と有機メープルシロップを主原料に、日本各地から集めた有機栽培や自然栽培の食材を使用。酒粕、柚子、抹茶、山椒、焙じ茶、生姜、梅、味噌の8種類。素材の味を力強く感じる味わい。
このクッキーは8つのフレーバーの個包装タイプ(各60g 各1,404円 税込み)があるのですが、このパッケージがまた素敵なのです。
「お菓子には見た目から夢がないといけませんし、食べた後に期待を裏切るのもNG。まずはパッケージデザインで期待を膨らませ、そして封を開けて口に運んだ時の味、香ばしさは気持ちを上げてくれます」と川村さん。
その言葉通り、見て、食べて、何も語らずとも、外国の方にニッポンの良さをわかってもらえるアイテムだと思います。
ポップアップショップが松屋銀座に期間限定オープン中
そして現在、松屋銀座に7月31日までの期間限定で「8ablish SWEETS Shop(エイタブリッシュ スイーツ ショップ)」がオープンしています。白高きび粉、米粉をブレンドして焼き上げた小麦不使用のグルテンフリー&ヴィーガンマフィン(1個540円、税込み)は、松屋銀座限定フレーバー(ダブルベリー、抹茶マカダミアナッツ)も登場。
まずはスイーツから、気軽に、日常にヴィーガンを取り入れてみてはいかがでしょう。